【金曜日の編集部】2022年6月10日/観劇の日に聴く音楽と柿ピー問題
musit編集部による1週間の振り返りと、所属ライターが週代わりでお送りするウィークリー・コラム。
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編集部・對馬より
今、同時にいろんなことを進めていて、会社でも家に帰っても原稿の編集やインタビューの文字起こしをしているし、musitでも個人でもZINEを作っているし、仕事とプライベートの境目が過去最高レベルで融解しており、油断すると精神が殺伐としてしまうモードが続いております。でも程々に殺伐とすると意外とガンガン物事が進んだりするので、決して悪いことばかりではないです。多分。
そうそう、私も企画の進行に携わったり、撮影当日はカンペを出して完全にADと化していた『musitTV』のVol.2が、ついに先日公開となりましたので是非ご覧ください。結構、ちゃんと音楽番組です。お褒めの言葉はもちろん嬉しいですが、厳しいご意見もお待ちしています。今後のために!
WEEKLY COLUMN
観劇の日に聴く音楽と柿ピー問題
◯文=竹下力
今週の「金曜日の編集部」コラムの担当は竹下力です。
音楽と演劇好きの私ですが、このコラムが掲載される翌々日には、個人的に大好きな劇団・桟敷童子の『夏至の侍』を観に行きます。さて、どんな舞台が待っているのでしょう?

ちなみに、さあ、舞台を観に行くぞという時に、自宅からどんな音楽を聴きながら劇場に向かうのか、それが私の常々の悩みです。観劇へのテンションを下げないためですが、それはつまり、柿の種とピーナッツのどちらを先に食べ尽くすかという柿ピー問題と同梱なのです。音楽と観劇を楽しみたいという欲張りな願望ですが、例えば最近なら、ケンドリック・ラマーの新譜『Mr. Morale & The Big Steppers』なんか最適でしょうか。なんせ傑作ですし、開演まで心躍らせつつ観劇に臨めます。逆だと萎えてしまうんですよね。
とはいえ以前、超シリアスな物語の舞台を、カルヴィン・ハリスの傑作『Funk Wav Bounces Vol.1』なんか聴いたあとに観劇したら、異世界に迷い込んだ気分になって、終演後に中央線で高尾山まで行って山に登るという意味不明な行動をしました。どんな舞台にどんな音楽を聴くかというのは大切なんです。「じゃあ、音楽を聴くな」というツッコミはNGで、柿ピー的問題に決着をつけるべく、観劇に見合う音楽、あなたのおすすめがあったら教えてください。
musit編集部




