musitファンの皆さま、こんにちは、kinoshitaです。
(アイキャッチ画像の出典:https://drzamps.com/product/monza/)
機材について、これまで足元の話ばかりをしてきたので、ここで少し大事なことをお伝えしなければなりません。
アンプ、大事です。
(もちろんギター本体も。機材に関してはギターそのものの話もあるので、しばらく話題はつきないかな。。。)
さらにペダル間をつなぐパッチケーブルや電源を供給するケーブル、さらに電源そのものまでもこだわる人もいて、確かに僕もケーブル変えたり電源供給元を変えたりすると音が変わるなぁと感じたことはあります。
今のところその世界には足を踏み入れていませんが、電源ノイズとかでゾクっとする気持ち、わからないでもない気がするので、心の準備だけはしておこうと思います。
話が逸れました。
アンプの話。
大事なことなのでもう一回いいます。
アンプ、大事です。
歪み系のペダルは言うまでもなく大好きなのですが、お気に入りのペダルを何個繋ごうと、やはり本物の真空管アンプの音に勝る魅力はない、と言わざるをえません。
あえて言い切ります。
やっぱり歪はアンプなんですよね。。。
とはいえペダルで遊ぶのも楽しいので(ご存知の通り。。。)色々実験していますが、ここぞというとき、具体的にいうとレコーディングのときは、歪はアンプで作ります。
(もちろんライブもここぞという時なのですが。。。別物ということで)
ちなみにギターの音は、自分はラインではなくアンプを鳴らしてマイクで録って(もらって)います。
最近の機材はラインでとっても全然良い音が録れるのですが、やっぱりアンプを鳴らしたほうがギターを弾いてる実感があるし、よりレコーディングをしているという気分を味わえるので、僕はずっとそうしています。
録音時のギターの音について話し出すと使用マイクやマイキングの世界も触れたくなりますが、自分はレコーディング・エンジニアとしてのスキルはゼロなので、専門家に100%頼っています。チームワーク。
さて、ようやく本題の機材紹介。
まず所有はしていないものの普段リハやライブで使用頻度が多いアンプについて。
フェンダー(大体ツインリバーブ)→マーシャル(2000より800や900が好き)→ローランド(ジャズコーラス)
という優先順位で、その環境で使えるものを使わせてもらっています。
音作りが大分こなれてきてからは、フェンダーを使うかマーシャルを使うかは気分で選ぶ余裕も出てきました。
(慢心という説は否定できませんが)
自分は真空管アンプに浪漫があると思うタイプなので、使えるときはそれを選ぶのですが、ないときはJCも使います。
JC、音は全然嫌いじゃないですし、良い状態のJCってめちゃめちゃ良い音するのですよね。これはこれで魅力があります。
ただ、やっぱりバンドをやってエレキギターを弾くなら、今のところは真空管アンプが自分はファーストチョイスですかねぇ。
そんな自分も、一時期どうにかして自分のアンプを持ちたいと思い、色々検討した結果、入手したのがこちら。

ランチボックス。
真空管ではないですが、とても良いアンプです。
ネーミングも見た目もかわいいし、音も凄く良い。
ライブ、レコーディング、どちらでも使えます。
最近はこれすらも持ち運ぶのが億劫になってしまったので、あまりライブでは使ってないのですが、自分の音作りの安定性を確保するのに相当貢献してくれました。
ある意味これで自分の音の基準を作れたので、その後スタジオやライブハウスにあるアンプを使うときもかなり音作りが楽になったと思います。
そしてもう一台所有しているのがこちら。

ギブソンのGA-5 Les Paul Junior Plexi Grass。
こちらは正真正銘真空管アンプです。
所有しているスケルトンの見た目のバージョンは世界限定250台。
見た目的にはノーマルのやつ(ツイードっぽい)のほうが好きなのですが、なぜか自分は当時スケルトンのものを選んでいました。
希少性に惹かれたわけじゃなかったと思うのですが、時間がたって限定だったことを思い出すとなんだか得した気分になりますね。
これは5Wのアンプで、よくスタジオやライブハウスにある大きい真空管アンプは大体100Wぐらい。
(ちなみにランチボックスは(スペック上では)最大200W!!)
100人くらいのキャパのライブハウスで生ドラムと一緒にやる(やったことはありません)のには出力が足りないかもしれませんが、逆に家(東京のマンション)で鳴らすのはなかなか厳しい音量。
(50人キャパくらいのスペースでは何度か使ったことがあって、そのくらいだったら十分でした)
じゃあどこで使うのかというと、レコーディングです。
この5Wのアンプをフルドライブさせた歪みが極上のオーバードライブサウンドになる(と何かのネットの記事で読んだ)のです。
100Wのアンプをフルドライブさせると全然違う音になるし、レコーディングでその音を使うのってかなり特殊な場面なので、ワット数の少ないアンプをドライブさせるのが(多分)ちょうど良いのですよね。
入手したばかりの頃はあまりにも嬉しくて、ずっと小躍りしながら(ちょっと嘘)家の近くのスタジオに頑張って手で持ち運んで(小さいけどやっぱりアンプは相当重い)、何をするでもなくただひたすらギターを弾いて音を出して楽しんでいました。懐かしい。
そんな感じで、アンプは大事、という記事でしたが、フルタイムのミュージシャン(自分は違います)でない限り、やっぱり色々な側面で機材選びは制限がでると思うので、最近はこんなものにも少し心が揺れています。

ズームのマルチストンプ。
所謂マルチエフェクターですが、この中に入っているモデルリングされたアンプサウンドがなかなか秀逸なのです。
僕がエレキギターをはじめて手にしたとき、楽器屋の店員さんに進められるがままにズームのマルチエフェクターを一緒に父親に買ってもらったことがキッカケかどうかはわからないのですが、その後高校生のときにやっていたバンド(まさにmusit運営メンバーとやってたバンド!)では、周りの多く(木下比)がBOSSのマルチを使用する中、僕はズームのマルチエフェクターを使っていました。
と、それは自分にまつわるズームの個人的な思い出なのですが、このマルチストンプは、ある尊敬する方に教えてもらったのがキッカケで、実際音を聞いてみたら本当に良くて、更に同時期に大好きなギタリストの方がいるバンドのライブを観に行った際、足元にこれがあるのを見つけて、もうこれは運命なのか?と思ったのが確か去年(2017年)のこと。
そろそろ導入に踏み切ってもいいのかもしれません。。。
musitで記事にもできるし。
ちなみにこの路線での最高峰はなんといってもケンパー。
(使ったことはないですが)
http://www.korg-kid.com/kemper/
僕は触手は動かないのですが、(例えば)あらゆるビンテージアンプを持ち歩けるようにしていつでも同じ状態で音を出せる、というコンセプトは確かに夢のようで、ケンパーは実際に売っているし、誰でも買えるので、ある意味理想が現実になっているという浪漫がありますよね。
そんなケンパーと比較するとやはりズームのコストパフォーマンスは特筆すべきものがあります。
同じような機能や価格帯でボスのものもありますが、こちらは典型的なマルチエフェクターなので、なんとなくアンプのモデリングのために使うという気持ちにはならず(でもボスのコンパクトをまとめて使えるので、これはこれでかなりの魅力があります。やっぱりなんだかんだ言ってもペダルはボスのコンパクトに行きつくことが往々にしてあるのです。。。)、ライン6、デジテックのものは何となく個人的に格好良さは感じるものの、割高感が否めない。
必ずしも安かろう悪かろうというわけじゃない世界もあるのですね。
ところでもし何の制限もなく自分のアンプを所有できるとしたら、一番欲しいのはDR.Zです。
弾いたことないんですが。
この見た目、良い音がするに決まっています。
(もちろん見た目だけじゃなく、これに惹かれたキッカケは大好きなミュージシャンが使っているという情報をどこかで目にした、という王道のパターンの憧れ、です)
妄想が止まりません。
それでは、、、
巨神兵が、、、ドーン!!