無限の可能性を秘めたApple M1チップ搭載!新型Macシリーズの魅力をご紹介

無限の可能性を秘めたApple M1チップ搭載!新型Macシリーズの魅力をご紹介

ついに「Apple Silicon」と呼ばれていた新SoC「Apple M1」搭載のMacシリーズが発売されました。今回発売されたのは、「MacBookAir」「MacBookPro 13inch」「MacMini」という3つのラインナップ。

筆者自身も、使用しているintel MacにmacOS Big Surをインストールしてみましたが、とても快適です。M1チップはさらにこの実力を底上げするというので、気になるところですよね。

それでは早速Apple M1チップと、今回発売された3つのラインナップについて見ていきましょう。

音楽や映像を生業にしている人なら、普段自分が使っているソフトウェアとの互換性との有無が最も重要。そのため、しばらくはintel Macから離れられないという方も多いはずです(intel Mac向けの「Rosetta 2」というアプリであればコードの自動翻訳が可能ですが、やはり少し処理速度が遅くなります)。

しかし「Apple M1」を搭載したMacであれば、MacOSのアプリはもちろん、iPhoneやiPadなどのアプリも、開発者側が少し手を加えるだけで使用できるとのこと。例えば普段使用しているMacに、フロントカメラで「SNOW」などのアプリで加工をかければ、加工した状態でのビデオ通話や配信などが実現可能。加工アプリに限らず、お気に入りのiOS向けアプリがMacでも使えるようになる日も、そう遠くはないでしょう。

ラインナップとしては「MacBookAir」、13inchの「MacBookPro」、そして「MacMini」という構成になっています。

それでは、上記3つのラインナップを詳しくご紹介していきます。

①「MacBookAir」

まずエントリーモデルと言われている「MacBookAir」は、今回すべてM1チップのモデルとなりました。

今回のM1モデルで、最も注目を浴びている機種がこちら。元々薄型、軽量を重視したミニマル志向ノートのモデルとして登場しており、CPUは最大3.5倍高速、GPUは最大5倍高速に。さらに、最大18時間駆動・重量1.29Kgの軽量ボディに収められているので、持ち出しには便利なMacとなっています。

最大18時間駆動もできれば、長丁場のレコーディングの際にうっかり充電器を忘れてしまった…なんて時も安心です。

また、MacBook Airはファンレス(駆動音)がほとんどしないという点も見逃せません。マイクの近くに置いてもノイズの影響を受けることが少なく、快適な環境で作業に集中できます。

②「MacBookPro13inch」

今回のM1モデルからSocは全て共通しているため、処理速度はほかのタイプとあまり変わらないでしょう。ですが、今回発表されたMacBook Proには冷却ファンが付いているので、動画の書き出しなどの重い作業をする際も熱の影響で動作が遅くなりにくいという特徴があります。また、内蔵スピーカーのクオリティがMacBook Airよりも上がっているため、スマートな使い心地を実現可能。

さらに、最長20時間持つバッテリーと、アプリによって動作を変えるTouch Barを搭載。まさに様々な現場でマルチに活躍する、期待の新モデルと言えるでしょう。

③「Mac mini」

オプション次第でプロの環境も構築できる、隠れた「すごい子」がこちら。

今のMacBookシリーズは全てType-Cタイプの端子ですが、Mac miniはUSB-AやHDMI端子も搭載されているので、据え置きで使用する際にも拡張性があって非常に便利です。

ディスプレイ、キーボード、マウスを用意すれば、3機種の中で最も音楽や動画を作成するのに向いていると言えるでしょう。スタジオ録音にはMTRを持ち込んで、帰宅後の編集作業はMacで行う、という使い方がベストなのではないかと思います。

まとめ

いかがでしたか?

今回紹介したモデルは全て最大6K解像度の外部ディスプレイに出力することが可能です。最近は外部ディスプレイも安価で手に入るようになっているので、自宅での作業にデュアルモニターを導入すれば、さらに効率を上げることができますよ。

動画や音楽制作を行う際には、「iMove」や「FinalCut Pro」、「Garage Band」「Logic Pro」といったアプリがおすすめ。純正アプリなので使い勝手が良いというだけでなく、使用頻度が高いMicroSoft365(Office)やadobe系(PhotoShopなど)も対応を表明しているため、スムーズに移行できそうです(余談ですが、intel Macという呼び方は今から15年ほど前のPowerMacからの移行の時以来なので、非常に懐かしい響きです)。

 

それでは皆さま、良い音楽ライフを。

Ot3