若くしてジューク／フットワークシーンの一大クルー・TEKLIFE（テックライフ）に参加し、Kode9が主宰するレコードレーベル・HyperdubからのアルバムリリースやDJ・ダンス・ラップなどといった多要素を盛り込んだパフォーマンスで世界中のフロアを熱狂させるDJ Tayeの来日公演が、今月上旬に突如発表された。本公演は東京を拠点とするアート&ミュージックコレクティヴ集団・tokyovitaminが10月21日と22日の2日間にわたって東阪で行うパーティへの出演となる。
そこで今回musitでは、来日公演の2日前にかねてより来日を熱望していたDJ Tayeへクイック・インタビューを実施。彼の近況を探ると共に、来日に向けた意気込みを聞いた。
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取材／文＝Ace-up 
通訳＝Miki Ishizaka 
編集＝星野
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<h3>Ace-up：ついに初の来日公演だね。日本に来るの自体は今回が初めて？ </h3>
DJ Taye：うん。
<h3>Ace-up：君はトラックメイクやDJ、ラップ、ダンスとマルチにやっているけど、他人には自分の肩書をなんて説明する？</h3>
DJ Taye：「アーティスト」だね。全部をレペゼンしてやっているつもりだよ。家で曲を作ったり、オーディエンスの前でパフォーマンスしたり、音楽に関連することは全て自分にとって大切なことなんだ。ただ、強いて言うならオーディオ・エンジニアリングが好き…っていうのはあるかも。
<h3>Ace-up：作曲中やDJ中のミキシング行為ってことかな？</h3>
DJ Taye：まさにそれ。音をコントロールするのが好きなんだ。
<h3>Ace-up：ベタな質問になるけど、コロナ禍のここ2〜3年間はどんな風に過ごしてたの？</h3>
DJ Taye：皆と同じように、コロナ禍は多くのことが変わってしまって…僕自身もしんどかった。でも時間ができたことで、昔よりも楽曲制作と向き合う時間が増えて、仕事に対する真剣さが増したよ。人前でパフォーマンスする機会が減った分、曲作りが唯一の仕事となった訳だけど、それがきっかけになって「もっと良い曲を作りたい」とか「もっと優れたアーティストになりたい」っていうモチベーションに繋がったんだ。あとはTwitchでDJ配信をしたり、ゲームをたくさんやってたかな。『鉄拳』とか『大乱闘スマッシュブラザーズ』とか…。対戦ゲームが好きなんだ。
<h3>Miki： スマブラではどのキャラクターを使うの？</h3>
DJ Taye：ソラ（ゲーム『KINGDOM HEARTS』のキャラクター）。 

<h3>Ace-up：ゲームよくやるんだね！　イチオシのタイトルは何？</h3>
DJ Taye：それは難しい質問だな…。最近のなら『Call of Duty』かな。音楽も良いし、映画を観ているような…本当に素晴らしいゲームだよ。
<h3>Ace-up：好きなハード機種は？</h3>
DJ Taye：それは『PlayStation 2』だね。
<h3>Ace-up：ソニック（・ザ・ヘッジホッグ）好きなイメージだったからセガ系挙げると思ったのに。笑</h3>
DJ Taye：笑。『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』は、特別夢中になっているキャラクターがいるってわけじゃなくて、小さい頃からゲームをやったり、アニメーションを観たりして育っているから……こう、馴染み深い存在として常に自分の側にあるって感じなんだ。
<h3>Ace-up：なるほどね。本題に戻るけど、最近はパンデミックへの規制も緩和されてイベントも開催されるようになったじゃない？　君もダンスバトルのイベントは行ったりする？ </h3>
DJ Taye：うん、ちょうど昨日も行ってきた所だよ。DJ SpinnやTraxman、DJ.MC、DJ Lucky、DJ SoloなんかがDJしていた。正式に名前のあるようなイベントではなかったけどね。
<h3>Ace-up：サイファーみたいなノリってことかな。 </h3>
DJ Taye：そうだね！　ただ皆でスタジオに集まって、DJして、フットワークしてって感じ。
<h3>Ace-up：ダンスバトルには参加することもあるの？</h3>
DJ Taye：昔から会場には行くけど、僕はDJをしてることがほとんどだったね。ダンスバトル・チームのTOG（Take Ova Gang）とはよくつるんでいたけど、加入まではしなかった。
<h3>Ace-up：じゃあ、DJに関して質問。フットワーク・ダンサーが多い現場、少ない現場でプレイするとき時の違いや心掛けていることって何かある？</h3>
DJ Taye：もちろん、その時のお客さんの様子に合わせてプレイする場面もあるけれど、フットワーク・ダンサーがいる／いないにかかわらず、自分のスタイルを貫くことを意識してるよ。
<h3>Ace-up：TEKLIFEは最近どんな活動をしてるの？</h3>
DJ Taye：全体ではコンピレーション・アルバムの『ON LIFE』をリリースしたり、自分も含めメンバーそれぞれのプロジェクトに取り組んでる状況かな。TEKLIFEは1人ひとりのモチベーションが高いから、各々にクリエイティヴな活動を続けていく方針だよ。
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<h3>Ace-up：DJ Tayeの曲の中で、自分でベスト3を決めるならどうする？</h3>
DJ Taye：これまた難しい質問だな…。未発表曲もあるし、これまでリリースした曲も100曲以上あるから今この場で答えられないよ。笑　思い浮かぶのは、「<a href="https://djtaye.bandcamp.com/track/burnin-ya-boa-feat-dj-manny" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Burnin Ya Boa ft. DJ Manny</a>」と「<a href="https://teklifemusic.com/track/bakkitup" target="_blank" rel="noopener noreferrer">BAKKITUP</a>」かな。
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<h3>Ace-up：ありがとう。もう来日まで日数が迫ってるけど、日本に来て一番やりたいことは何？</h3>
DJ Taye：デカいゲームセンターに行くこと！
<h3>Ace-up：ふふ。笑　たくさんあるからお楽しみに。最後に来日公演に向けたメッセージを。</h3>
DJ Taye：日本のものが自分にインスパイアしてくれることが多いから、今回は自分のショーをやりに行けることをとても謙虚に受け止めているし、純粋にその場所や空間にいれることを楽しみたいと思っている。それと同時に、逆に自分が日本の人たちを楽しませる自信もあるし、気合い入れてパフォーマンスするから是非遊びに来てほしいな！
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<h3>DJ Taye</h3>
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Bandcamp：<a href="https://djtaye.bandcamp.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://djtaye.bandcamp.com/</a> 
Twitter：<a href="https://twitter.com/DJTAYE" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://twitter.com/DJTAYE</a> 
Instagram：<a href="https://www.instagram.com/djtayeteklife/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.instagram.com/djtayeteklife/</a>
<h3>EVENT INFO</h3>
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◯ 10/21（金） 
tokyovitamin 
場所：CIRCUS OSAKA 
ゲスト： 
DJ Taye（TEKLIFE） 
DJ: 
DJ FULLTONOSAMO 
KENGO 
VICK 
kenchan 
fuckingshun
開場：23:00 
チケット：¥2,500
詳細：<a href="https://circus-osaka.com/event/dj-taye/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://circus-osaka.com/event/dj-taye/</a>
◯ 10/22（土） 
tokyovitamin 
場所：CIRCUS TOKYO 
ゲスト: 
DJ Taye（TEKLIFE） 
DJ: 
joefreshgoods 
doooo(CreativeDrugStore) 
Nari(CYK) 
DJ FULLTONO 
Gen Yamada 
Devils Lake 
miute 
Yoshihaaraa 
Vick 
Lei 
fuckingshun 
VJ : kenchan
開場：23:00 
チケット：¥2,500
詳細：<a href="https://circus-tokyo.jp/event/dj-taye/">https://circus-tokyo.jp/event/dj-taye/</a>

ポストパンクを主に聴いています。毎年苗場で音楽と共に焼死。クラフトビール好きが興じてブルワリー取材を行うこともしばしば。なんでもご用命ください。

星野

【インタビュー】DJ Taye（TEKLIFE）待望の初来日！シカゴ・フットワークが誇る「アーティスト」としての才能

Miki Ishizaka

Ace-up

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【インタビュー】DJ Taye（TEKLIFE）待望の初来日！シカゴ・フットワークが誇る「アーティスト」としての才能

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