EXILE ATSUSHIの歌声は進化し続ける!その魅力を徹底解説

EXILE ATSUSHIの歌声は進化し続ける!その魅力を徹底解説

突然ですが、あなたはEXILE ATSUSHIの歌声を聴いたことがありますか?

EXILE ATSUSHIは、日本を代表するダンス&ヴォーカルグループ・EXILEのヴォーカルとして、約20年以上音楽業界の最前線で活動し続けていました。音楽番組などでパフォーマンスを披露する機会も多かったため「彼の歌声を全く聴いたことがない」という人はあまりいないはず。

そんなEXILE ATSUSHIですが、2020年11月2日に突如EXILEからの脱退を発表。今後はソロ・アーティストとして活動していく方針を発表しました。

そこで今回は、デビュー当時から彼の歌声を聴き続けていた僕が感じる、EXILE ATSUSHIが持つ歌声の魅力を解説していきます。

EXILE ATSUSHIとはどんなアーティスト?

EXILE ATSUSHI(以下、ATSUSHI)が初めてテレビに出演したのは、2000年に放送されていたオーディション・バラエティ『ASAYAN』です。
ATSUSHIは番組が主催する「男子ヴォーカリストオーディション」に参加し、最終選考の5名まで残りました。

しかし残念ながらオーディションには、最終選考で落選。ですが、脱退したヴォーカルの代わりを探していたEXILEメンバー、HIROの目に留まり、2001年9月にEXILEへ加入。シングル「Your eyes only 〜曖昧なぼくの輪郭〜」でデビューします(ちなみにASAYANのオーディションで優勝した2人はCHEMISTRYとしてデビュー。そしてATSUSHIと共にオーディションのファイナリストまで残っていたNESMITHは、のちにEXILEのメンバーとなります)。

その後、8枚目のシングル「Breezin’ 〜Together〜」がオリコン週間2位にチャートイン。
2003年11月には、メンバーのHIROが在籍していたダンス&ヴォーカルユニット、ZOOのカバー曲「Choo Choo TRAIN」が大ヒットを記録し、EXILEは人気を不動のものとしました。

国民的なアーティストとなった後もEXILEは、メンバーの脱退や追加などを繰り返しながらも着実に成長を遂げ、数々のヒット曲を連発。そんな中でATSUSHIは、2011年9月に「いつかきっと…」をリリースしてソロデビュー。さらに2016年には、ロック・バンド、RED DIAMOND DOGSを結成します。

EXILE ATSUSHIの魅力は「歌」

ATSUSHI最大の魅力といえば、やはり日本のヴォーカリストの中でも特に秀でた素晴らしい歌唱力でしょう。

国内で5本の指に入ると言っても過言ではないその歌声は、ピッチが正確なのはもちろん、ハイトーンからファルセットにかけての繊細かつ美しい歌声が特徴的。また、地声とファルセットに声量差がほぼない点も魅力です。
ここからは、ATSUSHIの歌声がデビュー当時から現在まででどのように変化したのか、独自視点で解説します。

デビュー前〜EXILE第1章(2000〜2006年)

ATSUSHIの歌唱力は、デビュー前から既に基盤が固められていました。
それは専門学校でヴォーカルを専攻し、歌のトレーニングを積んでいたためです。

また、幼い頃からクラシックピアノを習っていたので音感も抜群。
EXILE第1章の頃のATSUSHIは、楽曲に応じて時には繊細に、時には豪快に歌い分けていました。
当時の相方であるSHUN(清木場俊介)と、楽曲の中でお互いを主張し合っていたのが印象的です。

しかし、その後SHUNの脱退が決まると、ATSUSHIはストレスと飲酒、また喉の酷使によって声帯ポリープを患ってしまいます。

ですがATSUSHIは、相方がいなくなってしまった責任感から自身を奮い立たせ、無事に声帯ポリープを摘出。
その後EXILEは、新たなヴォーカルとしてオーディションで選ばれたTAKAHIRO、そしてパフォーマーにAKIRAを迎えて第2章へ突入します。

◯EXILE第一章時代のおすすめ曲6選

    • 「song for you」(4thシングル)
    • 「We Will 〜あの場所で〜」(7thシングル)
    • 「O’ver」(13rdシングル)
    • 「ただ…逢いたくて」(19thシングル)
    • 「Distance ‘‘Orchestra Version’’」(2ndアルバム『Styles Of Beyond』収録)
    • 「New Jack Swing」(3rdアルバム『EXILE ENTERTAINMENT』収録)

EXILE第2章(2006〜2009年)

EXILE第2章が開始したあとのATSUSHIの歌声は、さらに洗練されたものとなりました。
第1章との違いは、豪快に声を張り上げながら歌う頻度が減り、TAKAHIROの歌声と溶け合うような、より繊細かつシルキーな歌声となった点です。

「聴く者を癒す歌声」とは、まさにこの頃からのATSUSHIの歌声を指すのではないでしょうか。

◯EXILE第2章のおすすめ楽曲5選

      • 「Lovers Again」(22thシングル)
      • 「時の描片 〜トキノカケラ〜」(25thシングル)
      • 「Ti Amo」(28thシングル『The Birthday 〜Ti Amo〜』収録)
      • 「君がいるから」(26thシングル『I Believe』収録)
      • 「変わらないモノ」(6thアルバム『EXILE LOVE』収録)
      • 「僕へ」(ベストアルバム『EXILE BALLAD BEST』収録)

 

EXILE第3章〜第4章(2009年〜現在)

7人体制だった第2章のEXILEに、(2代目)J Soul Brothersの7人が加入し、計14人体制となって第3章がスタートしました。この頃もATSUSHIは、EXILEと並行してソロ活動も積極的に行っています。

第3章以降のATSUSHIの歌声は、高音域にさらに磨きがかかり、全く力むことのない美しいミックス・ヴォイスで歌うようになりました。
そのため、第3章以降の楽曲は特に難易度が高くなっています。

そして2014年にEXILEは新たなパフォーマーを追加し、第4章をスタート。
ATSUSHIは、引き続きEXILEの看板を背負いつつソロ活動も積極的に行いますが、2016年10月に突如海外への留学を発表します。

これには当時の僕も驚きましたが、2018年に帰国したATSUSHIの歌唱力は、従来の繊細かつ美しい歌声にパワフルさが加わり、もはや熟練の域へと達していました。

◯EXILE第3章〜第4章、ソロのおすすめ楽曲

      • 「優しい光」(31thシングル『THE HURRICANE 〜FIREWORKS〜』収録)
      • 「ふたつの唇」(32thシングル『THE GENERATION 〜ふたつの唇〜』収録)
      • 「Heads or Tails」(11thアルバム『STAR OF WISH』収録)
      • 「Precious Love」(EXILE ATSUSHI名義の6thシングル)
      • 「あなたを守るために…」(EXILE ATSUSHI名義の3rdアルバム『Love Ballade』収録)

2016年のソロライブでEXILE ATSUSHIと清木場俊介が再共演

ATSUSHIの歌声を語る上で、外せない出来事があります。
それは、2016年に行われた『EXILE ATSUSHI LIVE TOUR 2016 “IT’S SHOW TIME!!”』で起こったこと。

なんと、同ライブのアンコールでシークレット・ゲストとして、EXILE第1章時代の相方である清木場俊介(SHUN)が登場したのです。

ATSUSHIとSHUNは、このステージで第1章の楽曲をメドレー形式で披露。当然ファンは熱狂の渦に包まれます。

そして最後は「ただ…逢いたくて」を、楽曲の発表以来、初めて2人でパフォーマンスしました(数年越しの共演に感極まったATSUSHIは、歌唱中に泣いてしまいます…)。

この共演で特に印象的だったのは、ATSUSHIとSHUNのそれぞれの歌声についてです。
ATSUSHIの歌唱力は、EXILEとしての活動を継続する中で大きく変化。しかし、ソロとして活動を続けていたSHUNの歌声は、ATSUSHIとは対照的にほぼ当時と変わることなく、色気と魅力がさらに増幅したものとなっていたのです。

進化して歌声にさらに磨きをかけたATSUSHIと、歌声を変えずに進化したSHUNが10年ぶりに歌う姿は、非常に感動的なものでした。

まとめ

EXILE ATSUSHIの歌声は、多くの人を魅了する日本の宝です。

またEXILE ATSUSHIの魅力は、歌唱力だけではありません。
卓越したソングライティング力や温厚な人柄など、本当に魅力に溢れる人物です。

2020年11月4日には、4枚目のオリジナル・アルバム『40 〜forty〜』を発売しました。

このアルバムには、歌声を存分に堪能できるアコースティック・アルバムや、EXILEのオリジナルメンバーが集結したライブ『EXILE ATSUSHI SPECIAL NIGHT IN OKINAWA』が収録されており、ファン必聴の1枚となっています。

もしEXILEやEXILE ATSUSHIの楽曲をあまり聴いたことがない人は、この機会に是非聴いてみてはいかがでしょうか。

小林だいさく