なぜOfficial髭男dismは売れたのか?独自視点で考察!

なぜOfficial髭男dismは売れたのか?独自視点で考察!

2019年のNo.1ブレイクアーティストであるOfficial髭男dism。
テレビはラジオ、街中などあらゆる所でヒゲダンの音楽を耳にするようになりました。

でもなぜ、突然Official髭男dismがこんなに売れることになったのか、興味があって調べてみたところ、様々な発見があったので本記事でご紹介したいと思います。

日頃からよくヒゲダンの音楽を聴いている人も、逆にまだ聴いたことがないという人も是非ご一読ください。

Official髭男dismとは

Official髭男dismは、山陰地方(鳥取・島根)出身のピアノ・ポップ・バンド。メンバーは以下の通りです。

  • 藤原聡:ヴォーカル/ピアノ/作詞/作曲担当
  • 小笹大輔:ギター担当
  • 楢﨑誠:ベース/サックス担当
  • 松浦匡希:ドラム担当

ちなみに2020年3月時点で、メンバーは誰1人ヒゲを生やしていません。
Official髭男dismというバンド名に至った理由は、字面や耳にしたときの総合的なインパクトで、特に深い意味はないようです。

また、Official髭男dismにはリーダーがいません。
それぞれのメンバーがプロデューサー的な立場で、対等に意見交換をすることで良い楽曲を生み出しています。
編曲やアレンジも、Official髭男dismのメンバー自身が担当しています。

それでは、ここからOfficial髭男dismの魅力について解説していきます。

キャッチーな楽曲とトラック

Official髭男dismの最大の魅力は、キャッチーな楽曲でしょう。
楽曲の随所で人を惹き付ける魅力が散りばめられています。

特徴的なのは、ピアノを中心とした幅広い楽器によるカラフルなサウンド。

ヴォーカルの藤原は幼い頃からクラシックピアノを習っていたため、Official髭男dismは楽曲の大半がピアノを中心に構成されています。
そこに、ギター(エレキ/アコギ)やベース、ドラムスといった基本的なバンドサウンドに、ストリングスや管楽器、プログラミング・サウンド、ハンドクラップ、フィンガースナップなど、使用されている音を数えればキリがありません。

色んな音が入っているとごちゃごちゃなトラックになってしまいそうにも思われますが、Official髭男dismにおいてはそれぞれの音の配分が絶妙なため、全くしつこさを感じません。
多種多様なサウンドをミックスすることで、様々な世界観や変わりゆく人間の感情などが鮮やかに表現されていると思います。

加えて、コード進行もジャズで用いられるようなおしゃれなものを所々に配置。
売れる曲の特徴である「聴いたことあるようでない」楽曲に仕上がっているのです。

僕がOfficial髭男dismの中で特にトラックが素晴らしいなと思ったのは、以下の3つです。

・「宿命」
・「Stand By You」
・「ノーダウト」

上記の楽曲は、どれもイントロがキャッチーで1度聴いたら忘れられず、次にイントロを耳にした時に「あ! あの曲だ!」とすぐに分かるような印象深いものばかり。

今では音楽を聴く手段は、かつてのようにCDだけではなくサブスクリプションやYouTubeなどの発展により、様々な方法で楽曲を聴けるようになりました。それにより、1曲ずつじっくり聴くよりも、楽曲を流すように聴き、自分の好みに合わなかった場合はすぐに次の楽曲に移る人も増えたと感じます。

ですがOfficial髭男dismのカラフルでキャッチーなサウンドは、多くの人の耳にすっと入ってきて、その後も残りやすいものばかり。
そのため、聴き流してしまうのが一般的な現代でも、多くの人を惹き付けているのではないでしょうか。

心地良いヴォーカルの声

いくら楽曲のクオリティが高くても、ヴォーカルの歌がしっかりしていなくては聴き続けようという気が薄れてしまいます。
しかし、フロントマンである藤原の伸びやかな歌声は、ヒゲダンの楽曲の魅力を最大限に引き出しているのです。

藤原の歌声は、伸びやかでありつつ、心地良いハイトーンが特徴的。
どんな場面でも楽曲の歌詞が心の中に入ってくるような歌声のように感じます。

特に突き抜けるような高音域は、ちょっとハスキーで力まずに発声されているため、いくら聴いていても疲れません。
加えて、日常会話では使用しないような音域で歌っているので、ドラマやCMで楽曲が流れても声が埋もれることはないでしょう。

また、よく聴くとビブラートが細かいだけでなく、場面に応じて周期を使い分けているため、どんな楽曲とも相性抜群。
加えてピアノの経験に基づいた正確なピッチによって、どんなに耳が肥えた人でも心地良く聴くことができます。

さらにはリズム感も一級品!
特にアップテンポな楽曲では、ドラムのようにリズミカルに歌い上げるため、楽曲の魅力が最大限に引き出されます。

どこにも欠点の見当たらない歌声は、藤原の持つ最大の魅力だと言い切っていいでしょう。

感情に訴えかける歌詞

Official髭男dismの歌詞は、分かりやすい表現と文学的な表現がほどよく混ざり合って、多くの人の感情を揺さぶる内容となっています。

特に秀逸だなと感じたのは、最新曲である「I LOVE…」のBメロ。

‘‘高まる愛の中 変わる心情の中 燦然と輝く姿は まるで水槽の中に飛び込んで溶け出した絵の具みたいな イレギュラー’’

どんな生活をしていたら、水槽の中に絵の具を入れると言う表現を思い付くのでしょうか。笑 また「I LOVE…」も含めて、サビ前の一言を置くことで、サビが驚くほど盛り上がります。

‘‘イレギュラー!’’(「I LOVE…」)
‘‘グッバイ’’(「Pretender」)
‘‘届け!’’(「宿命」) など。

加えて、藤原の書く歌詞は、言葉遊びも巧みでリズムに対して高い次元でマッチしているため、聴いていてとにかく楽しい!

例えば、代表曲「Pretender」では、Aメロの‘‘君とのラブストーリー それは予想通り’’で韻を踏んでおり、耳に残りやすくなっています。
また、「Stand By You」のサビでは‘‘Stand By You いつもStand By You 涙のターミナル Uh Uh〜’’と思わず手拍子をしたくなるほど、リズムと歌詞がマッチしています。

そして、歌詞が描く情景も秀逸。
例えば「115万キロのフィルム」は、簡単にいうと男の妄想の歌なのですが、歌詞の内容にストーリー性があり、聴いた側はまるで映画を観ているような気持ちになります。

確かな演奏技術

Official髭男dismのメンバーの演奏技術は一級品。
藤原のピアノはもちろんですが、ギター、ベース、ドラムのそれぞれも演奏技術が高く、なんと彼らはコーラスまで完璧。

そのためライブのパフォーマンスもとにかく圧倒的で、音源と同等、もしくはそれ以上のパフォーマンスを披露します。
加えてライブでの表現の幅も広いため、1度聴いた人の心を鷲掴みにすること間違いなし。

まとめ

今回はOfficial髭男dismが売れた理由について、だいさく視点で考察してみました。
Official髭男dismの楽曲には、人の耳に残りやすい仕組みがあるだけでなくヴォーカルの歌唱力やメンバーの演奏技術も確かなものであるため、耳の肥えた人もそうでない人も幅広く引き込む魅力があります。

正直僕がOfficial髭男dismを聴くようになったのは、最近の話です。
僕よりも妻が先にOfficial髭男dismにハマり、妻が聴く姿をよく見ていました。
最初は「何がそこまで良いのだろう?」と思っていましたが、気付けばふとした瞬間にOfficial髭男dismの楽曲が頭の中で流れるようになっていたのです。

「気付いたら好きになっている」。そんな魅力的な楽曲を発表し続けるOfficial髭男dismの活躍に、これからもますます目が離せません。

小林だいさく