Triaxisの真空管について その①

Triaxisの真空管について その①

せっかく前回Triaxisの記事を書いてみたところで、ついでに真空管についても書いたみたいと思います。

数年前の真空管探訪を思い返しながら。。。
ですので情報は少し古いかもしれませんが、ご容赦ください。

プリアンプであるTriaxisが搭載している真空管は12AX7×5本になります。
公式マニュアルを読むと、筐体を真上から見て左から、LD1モードのインプット、RHY、LD2モードのインプット、LDとRHYのミックス、LD2のドライブ、エフェクトリターン、となっているようです。

しばらくは購入した時に付いていたMesaの純正管を使っていたのですが、ヘタりを感じたのと、個人的興味から色々な管を試してみることにしました。

真空管も調べてみると奥が深く、生産終了のものが多かったり、またその古い技術ならではの質のばらつき等も相まって色々な情報が飛び交い、それを鵜呑みにした者が一喜一憂してみたりと、まぁ一種独特の世界を作り出しています。
そのなんというかマニアの世界、本来の意味での「オタク」を感じる雰囲気は嫌いではないのですが、今回は深入りせず、手ごろな範囲で探してみることに。
対象は現行で手に入る管に絞りました。

まず分かりやすいところで初段のプリ管を変えてみることにしました。
使用頻度が多い、RHY、LD2モードのインプット。左から二番目の管です。

この時点で手持ちの真空管があったのを思い出し、いくつか買い集めたりする前に、まずはそちらを試してみることにしました。
10代の頃、いくつか真空管を買った事があったんですね。
ただ当時はこの時ほど探究心も経済力もなかったので、適当に買ったものを使っていただけなのですが。

Eiという真空管が出てきました。
当時、それほど評価されているわけではないようでしたが、比較的安かったという理由で購入したのを覚えています。
ある有名ビンテージ管の偽者としても使われていたとかで、ネットでの評判もそれほど良くない感じです。

しかしそれを軽い気持ちで挿してみたところ、非常に心地のよい音がしたのである。
たまたまか、と思い手持ちの3本全部試してみたがどれも良い感じでした。
(真空管は同じ製品でも個体によって良かったり悪かったり、そのぐらいのばらつきは普通にある)

ハリのあるクリーンサウンドは秀逸で、密度がありながらどこか少しザラつきを感じるような歪みサウンドも個人的に感動を覚えたぐらいです。
よし、Eiをいくつか試してみよう、と検索してみたところ、なんともう生産されていないようなのです。

というのもユーゴスラビア製のこのEi、国を巡るゴタゴタで工場は操業停止。
そもそもユーゴスラビアって国はもう無いですしね。

Ei管でいこうと決めたときには時すでに遅し。
貴重、というほどではないにしろ、少しづつ手に入りにくくなっているのは事実のようです。
かつては日本エレハモが取り扱っていて、そこらの楽器屋にも置いてあったのですが。。。

しょうがないのでEiの真空管は大事に残しておくとして、他の現行管を当たることにしました。
ただ、この時点でなんとなく目指す方向性が決まりました。
出来るだけこのEi管に近い雰囲気のものを探して。。。

続く、、、、

安田尊