【機材レビュー】Seymour Duncan PATB-1b Original Parallel Axis

【機材レビュー】Seymour Duncan PATB-1b Original Parallel Axis

記事にしてみたい機材は山ほどありますが、何から手を付けようか散々迷った挙句、早々にエフェクターを断念しピックアップへ。

ピックアップは割と好きなほうで、昔オークションで買い集めた、ギターに未搭載状態のものがごろごろと転がっております。
となると、まずはこいつについて書かなきゃならんでしょう。

機材について


ユニークなルックスのパラレルアクシスポールピースは、実際に弦振動を増幅させる働きがあります。24本のポールピースの磁束は、それぞれ独立した形で6本の弦を取り巻いており、それ自体干渉し合うことで各弦のナチュラルな振動を損なう事はありません。ブリッジモデルはトレムバッカースペース(1弦~6弦=52.6mm)、ネックモデル(PATB-1n、PA-STK1n)はトラディショナルスペース(1弦~6弦=49mm)で作られています。

https://espguitars.co.jp/seymourduncan/pickup/humbucker/index.html#patb1

公式サイトに載っている紹介文はこんな感じ。

24本のポールピースってのが特徴的ですね。
一般的には弦の真下に位置するように、6つのポールピース(ハムバッカーの場合は2つづつなので12個)がある形状ですが、こいつは弦を挟み込む様にポールピースが位置しているデザインとなっています。

なのでポールピースの数は単純に倍。

この見た目が良いか悪いかは置いておいて、そのサウンドもなかなかに個性的です。

感想

今回は、
当該PUを搭載済みのIbanez RG1550→MesaBoogie Triaxis2
という環境で改めて試してみました。

このIbanez、ちょいちょい練習機として弾いているので、このPUを含め聞きなれたサウンドではあるのですが、記事にするということで、アンプの設定をちょこちょこいじりながら、ちゃんと特徴を確認しましたよー。

さてそのサウンドはというと、高域の主張が凄い。

それもシングルPUのようにナチュラルに伸びてくる感じではなくて、エンハンサーなんかで無理やり強調した様な感じです。

人工

低域もそれなりに出てくるんですが、タイトですね。
一部の方がレビューで「抜ける低音」と表現していらっしゃいましたが、まさにそんな感じです。

中域は弱めでサラッとしています。が、それよりもギラッと出てくる倍音が印象的で、気になりません。

公式のトーンチャートを見てみると、こんな感じ。
上の画像だと項目名が入っておらず見づらいですが、B:5, M:4, T:7とのことです。
前にどこかで見たカタログでは、高出力モデルにはなっていなかったと思うけれど、抵抗値もそれなりだし、十分にパワー感あります。

音も伸びる伸びる。
コンプレッサーをかけたように伸びる。

コンプレッサーと言えば、これまた同じようにピッキングの強弱がつきにくいです、コレ。

強く弾いても、弱く弾いても、すぐ一定レベルまで音が立ち上がり、そして伸びる。

馬鹿なのかスマートなのかわからんやつです。

昨今、どれだけビンテージの名機のナチュラルなサウンドに近づけるか、って勝負をしているハンドメイドメーカーが多い中で、こういう逆に向かっている製品、最高です。

ピックアップを替えようとしている人に、こいつをまず勧めることはしませんが、私は大好きです。

搭載しているIbanez、当初はPUを色々換装して試す用に買ったんですが、今ではこいつ専用機です。替える気しません(笑)

個性を出していきたい方、一度試してみてはいかがでしょうか?

安田尊