【機材レビュー】BOSS ST-2 Power Stack

BOSSの隠れた(?)逸品、ST-2。BOSS嫌いの人たちって世の中には確実にいると思います。ちょっと斜に構えてしまうと言いますか…気持ちは分かります。私にもそんな時期がありました。

しかしこれは1台持っておいて損はないエフェクターです。ジャンルで言うとディストーションになるのか分かりませんが、外観からピンときた人もいるはず。そう、マーシャルですね。マーシャルライクな音が簡単に手に入るのです。

いわゆるデジタルエフェクターになりますが、まるでアナログ回路、しかもその名前のとおりスタックアンプのような“箱鳴り感”があります。

さすがBOSS、ローランドのグループ会社だけあって、ジャズコとの相性もバッチリです。ともするとスタジオではマーシャルアンプの奪い合いになりがちですが、これがあればもう喧嘩することもないでしょう。

コントロールは全体の音量を決める「LEVEL」と、「BASS」「TREBLE」、そして「SOUND」からなります。電源として9V電池が使えるのは他のBOSSペダルと一緒です。

この「SOUND」がとっても使いやすい。ジャズコには基本的に全部12時の位置でいい感じの音になりますが、「SOUND」を12時、つまり「DRIVE」の位置にするとハードロックでゴキゲンなドライブサウンドを奏でます。

そして、「CRUNCH」方向に振れば、これまた気持ちの良い「そうそう、これだよね」といったクランチサウンドに。「ULTRA」に振れば、ハイゲインなメタルサウンドまでいけます。ツマミは無段階に可変しますので、好みの位置にできますが、どこをとっても使える音になりますね。開発陣はかなりこだわったのではないでしょうか。

SOUNDツマミで幅広いロックをカバーできるST-2。10,000円くらいで買えますので、十分手の届く価格帯かと思います。これもBOSSの企業努力の賜物ですね。

tkt