待望のメジャーアップデート!エフェクターシリーズ「LINE6 Helix」を徹底解説

待望のメジャーアップデート!エフェクターシリーズ「LINE6 Helix」を徹底解説

2020年11月19日、LINE6の「Helix」シリーズのメジャーアップデート版(3.00)が公開されました。今回は、アップデートによってさらに進化したLINE6 Helixシリーズを紹介したいと思います。

「LINE6 Helix」シリーズとは

「LINE6 Helix」は今や音楽シーンに欠かせない、アンプモデリングやエフェクターモデリングを生み出したLINE6社がリリースしたエフェクターシリーズ。

アンプ、キャビネット、マイキング、エフェクターを忠実に再現することにより、ヴィンテージから最新のものまで音の質感がよりリアルに響く点が特徴的です。

LINE6 HelixシリーズはLINE6独自の革新的なアンプモデリング技術と、大ヒットを記録したDL4やDM4などの通称「4シリーズ」のエフェクターモデリング技術をさらに昇華。次世代のHXモデリング技術が搭載された、非常に期待値の高いシリーズなんです。

気になる「LINE6 Helix」のラインナップとは…?

LINE6 Helixシリーズは全部で6種類。それぞれ多種多様な特徴があり、用途に合わせた選び方ができます。

①Helix Floor           

まずはフラッグシップモデル。パワフルなデュアルDSPパワーを駆使した、プロスペックのギター/ベース・プロセッサーです。

②Helix Rack

こちらはHelix Floorのラックモデル。スタジオレコーディングメインで使いたい人や、ラックで組んでる人に向いています。別売のHelix Controlでコントロールも可能。

③Helix LT

Helix Floorのエッセンスはそのままに、外観と出入力を簡素化したモデル。

④HX Stomp

Helixシリーズの最小モデル。BOSSのコンパクトエフェクター2個分の大きさぐらいなので、取り回しがしやすい作りになっています。

⑤HX Effects

Helix Floorのエフェクター部のみを取り出したモデルで、最大9種類のエフェクターを同時に使用可能。センド/リターンを使えば、コントロールセンターとしても有能なモデルです。

⑥Helix Native

Helixのプラグイン版。AAX、AU、VST3の各プラットフォームに対応して、ほとんどのDTMソフトで使用可能。

プレイスタイルを問わない機能満載

「LINE6 Helix」シリーズは全てのモデルでHXモデリング技術を搭載しており、リアルな質感のサウンドが楽しめます。

HX StompやHX Effectsは、DSPがシングルとなっているため、アンプモデリングやピッチシフター系などのDSPに負担かけるエフェクターは同時使用が制限されることもあります。しかし、LINE6 Helixシリーズは上位モデルと同じく、外付けのエフェクターも内蔵エフェクターのようにプリセットできるセンド/リターン機能も搭載されているので、取り回しがしやすくなっています。

HX Effectsを除き、ベースやマイクのプリアンプやオーディオインターフェイス機能も搭載されているので、DTM用途で見ても魅力は十分にあります。

ここが便利!〜センド/リターン機能〜

例えば、お気に入りの歪みやディレイのコンパクトエフェクターを使用したい場合、通常のマルチエフェクターだとエフェクターの前か後ろにしか繋げません。また、毎回別に切り替えスイッチを踏まなくてはいけないので、少し面倒…という点も。

ですが、センド/リターンが搭載されているマルチエフェクターなら、コンパクトエフェクターをONにして繋げば、マルチエフェクター内のコンプレッサーのあとにそのコンパクトエフェクターを置くなど自由な配置が可能。また、パッチメモリー内で使う/使わないが選べるので、まるでマルチエフェクター内蔵であるかのように使うことができます。

近年では特に「歪みはアナログにこだわりたい!」「このコンパクトエフェクターは絶対に使いたい!」という人が多いため、センド/リターン機能を搭載している上位グレードのマルチエフェクターも増えているようです。

「コンパクトサイズ」はやはり正義

「レコーディングからライブまで1台で完結させたい」という方には、Helix FloorやHelix LTがおすすめ。反対に、従来のマルチエフェクターのようにシンプルな使い方をしたいという方には、フットペダルが多くて使いやすいHX Effectsがおすすめです(筆者個人としては、小型で取り回しが利くHX Stompがイチ押しです)。

この小さなボディに、ギター、ベース、マイクで使える300種類以上のHXアンプやキャビネット、エフェクトのモデリングが積み込まれており、レコーディングからライブまで臨機応変に使えるため、まさに小さな巨人と呼べるでしょう。

コンパクトエフェクターとの親和性も高いので、システムも比較的組みやすいですよ。

一昔前までのモデルでは、エフェクターを同時に使用できる数が6台と少し物足りなく感じていましたが、BOSS GT-1000COREの発表により、同時に使えるエフェクターの数も24台まで増加(BOSS GT-1000COREの紹介についてはこちら)。しかし今回のHX Stompのアップデートは、同時使用できるエフェクターが8台と改善され、ますます使い勝手の良いプロセッサーとなりました(筆者もHX Stompを愛用しています)。

フットスイッチが少ない点が若干のネックではありますが、こちらはアンラッチタイプのフットスイッチ、またエクスプレッションペダルやMIDIペダルでカバーできます。また、HX Stompなら、これ1台をケースのポケットに入れていくというミニマルなスタイル、がっつりシステムを組んでいくスタイルのどちらも実現可能。それぞれに見合った使い方で、LINE6 Helixのアップデート版を楽しんでくださいね。

 

それでは皆さま、良い音楽ライフを。

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