【機材レビュー】MXR ZW-44 Wylde OverDrive

【機材レビュー】MXR ZW-44 Wylde OverDrive

さてさて、今回はちゃんと予告通り、MXR ZW-44 Wylde OverDriveについて書きます。

MojoMojoの記事を書く際、比較用として適当に引っ張り出したんですが、これが結構良くて(笑)

最近使ってなかったんですが、改めて色々試してみることにしました。

機材について


Ozzy OsbourneやBlack Label Societyでの“Zakk Wylde”のラウドで冷酷なまでのギタープレイは、テクニックではなく彼のトーンへの探求を表現するものです。その彼の望んだシグネチャーモデルが、このBerzerker Overdriveです。
このオーバードライブを使う事でクリーンなサウンドセッティングされたアンプはヘビーなクランチアンプに変身、ドライブセッティングされたアンプはスクリーミングなロングサスティーンのリードトーンを生み出します。Output、Tone、Driveのシンプルコントロールでセッティングも容易に決まり、その分更に演奏に集中できます。

http://moridaira.jp/posts/mxr-zw44

公式ページにも記載があるように、Zakk Wyldeのシグネチャーモデルとして発売されたオーバードライブペダルです。

私の持っているのは『Wylde Overdrive』ですが、いつの間にか名称が『Berzerker Overdrive』と変更になってますね。

『ZW-44』という型番は一緒なので、メーカーとしては同じ製品という扱いになっていると思います。

とはいえ、デザイン部分やつまみの配置など見た目部分では結構変更がありますね。

一時は削り出しボディの限定版なんかも出ていた気もします。

それは試していませんが、カスタムショップ製となっていたはずなので、サウンド面でも少しグレードアップしていた可能性はありますね。

今回は、私が所持している初期型通常モデルについて書きます。

感想

Zakk Wyldeモデルのペダルとのことですが、単体であの重低音を再現するペダルではありません。

あくまでオーバードライブという範囲での歪みペダルという印象。

ZakkはマーシャルをBOSS SD-1でブーストさせて、あの強烈でヘヴィなサウンドを作り出していたんですね。

このブースト用のペダルとして開発されたのがこれです。

ですので、歪みの程度としてはSD-1と同程度くらいでしょうか。

Zakkのサウンドが欲しい方、これとは別にマーシャルのヘッドを買ってください(笑)

ただこれZakkを抜きにして、単体でももの凄く良質な音を奏でてくれます。

前述の経緯からSD-1を参考にしていると考えられるため、乱暴にまとめるとTS系オーバードライブとなるのでしょうが、音のレンジが広いです。

TS系だと中域が出る代わりに、低音がスポイルされるというのが一般的ですが、これは低音もいい感じに出ます。

MojoMojoのように低音!と出てくる感じではなく、中域の盛り上がりといいバランスを保ちながら広がる感じです。

コードを弾いても単音弾きでも気持ちいい。

GAINを最大にしても、歪みの量としてはオーバードライブなのでそれほどなのですが、良い感じにソロが弾けます。

チョーキングなんかものすごく映えますよ。

倍音も豊富でサスティンも伸びるので、ソロがものすごく弾きやすくなります。

ハーモニクスもガンガン飛び出し、気分はもうZakk Wylde!

というのは少し語弊がありますが、、、(笑)

音色をマイルドにしてくれますので、ストラトのリアPUで泣きのソロを弾くような時にも合うと思います。

ギターが上手くなったような気分にさせてくれますよ!

少し残念な点としては、ノイズが若干出ますね。

単体で使う分には極端に目立つというわけではないんですが、最近のペダルは優秀で、ノイズが気にならないのも多いですからね。

アンプをブーストして強めの歪みを作るという使い方だと、気になる方はいるかもしれません。

ただ、それを差し引いても本当に良いペダルだと思います。

おすすめです!

SD-1との比較

せっかくなのでこんな感じで、2つを比較してみました。

SD-1がカラッとしているのに対し、ZW-44の方が明らかにクリーミー。
ねちっこ~くなります。

また、ZW-44の方が歪みの最大値が少しアップしている感じがあります。

TONEに関しても、高めに設定した際、SD-1の方は嫌なジャリジャリ感が出てくるのに対し、ZW-44はちゃんと使える範囲の音が出ますね。

その代わりTONE最大までを下げた時は、ZW-44はコモってしまいます。

適当に拾った回路図を見てみると、TONE回路部のコンデンサーに、ZW-44の方が容量の大きいものが使用されているようです。

ですのでZW-44はTONEの効きが少し低音寄りなんですね。

前述したノイズに関しては、SD-1とZW-44、同じくらいでした。

それと双方バイパスの方式が違いますね。

SD-1は基本のBOSSのバッファード。
対してZW-44はMXR特有のハードワイヤーバイパスというやつ。

なんだかよくわからないので、裏蓋を開けてみたらこんな感じ。

面倒なので、これ以上外して基板の実装面までは見ませんが(笑)
見た感じ一般的な9極スイッチでのトゥルーバイパスとは違う様です。

6極のスイッチの横に何か配線が伸びているのが見えるので、これがその『ハードワイヤー』になるんでしょうか。

回路は基板を通ってはいるようですが、電池(電源)抜いてもバイパス音が出力されるので、トゥルーバイパスの様なものだと思っていれば大丈夫でしょう(笑)

SD-1もそれはそれで良い物ですが、私はZW-44の方が好みです。

良さげなODペダルをお探しの方、HR/HMギタリストのシグネチャーという部分に捕らわれず、一度お試しになってはいかがでしょうか。

ハードロックじゃない音楽をやっているのにこのペダルを使っていたら、かえってツウっぽく見える、かも。。。

安田尊