YAMAHAのアコースティック・ギター、その魅力とは
「国産のアコギが欲しいけど、どれを選べばいいか分からない…」
そんな方にはYAMAHA(ヤマハ)のアコギがおすすめです。
なぜならヤマハのアコギはコストパフォーマンスに優れており、どれを選んでも良い音がするから!
そこで今回は、ヤマハのアコギの特徴や魅力について解説していきます。
YAMAHA(ヤマハ)ってどんなメーカー?
ヤマハは日本のメーカーです。以下のように、様々な分類の商品を取り扱っています。
- 楽器
- 半導体
- 音響機器
- 自動車部品
- スポーツ用品
また、オートバイやトラクターなどを扱うヤマハ発動機は、元々ヤマハの二輪部門から独立した会社です。
YAMAHA(ヤマハ)のアコギの魅力とは?
ヤマハのアコギは、戦前から販売されている歴史の古い楽器。
長年に渡って培われたノウハウが詰まっています。
国内のハンドメイドによる煌びやかなサウンド
ヤマハのアコギは上質な素材を高い技術で加工しているため、全体的にクセがなく、コストパフォーマンスにも優れており、初心者から上級者まで満足できる仕上がりです。
フォーク、カントリー、ブルース、ロックまでジャンルを問いません。
弾き語りも良し、バンドで掻き鳴らすも良し。様々な場面で活躍するギターです!
また、ヤマハのアコギには「ARE(Acoustic Resonance Enhancement)」という独自の加工がされているのも特徴的。
AREは、温度や湿度、気圧などをコントロールし、ヴィンテージギターと同じような枯れた良い音がします。
豊富なラインナップ
ヤマハのアコギは、低価格帯から高価格帯まで幅広く揃っており、様々な材質が用いられているため、バリエーションも豊富です。自分に合った好きな1本を見つけられます。
YAMAHA(ヤマハ)のアコギの中の最高峰! 「Lシリーズ」とは
ヤマハのアコギの中で、僕が最も好きなのが「Lシリーズ」です。
Lシリーズの「L」は、ラグジュアリー(luxury)の頭文字。
品質が最高なだけでなく、ほぼ全タイプにAREの処理が施されたイングルマン・スプルースが使われているため、サウンド面においても最高です!
Lシリーズは、ボディの形状によって以下の3タイプに分かれています。
- LL:ドレッドノートと同じ形状
- LS:Martin(マーティン)の「000」のような小柄なボディ
- LJ:LLとLSの中間で中心が大きくくびれており、抱えやすい
また、Lシリーズには型番が振られていて、基本的に数字が大きいほど価格も高くなります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
「LL86」「LL56」
「LL86」と「LL56」は、最高級の材を使って組み上げられるフラグシップモデル! 見た目も超ゴージャスで、マーティンの「D-45」と同じく風格のあるラインナップです。
特に「LL86 custom ARE」は、 完全受注生産でお値段なんと150万円(税抜)!
高額で売られている理由は、材にハカランダという希少な材が用いられているからです。ハカランダ(ブラジリアンローズウッド)は、現在ワシントン条約で輸出入が制限されており、簡単にはギターの素材として利用できない木材。一昔前のヴィンテージギターにはハカランダが多く使われていましたが、現在の新品アコギにはほぼ使われていません。
そしてLL56は、LL86のサイドとバッグをインディアンローズウッドに変更しているモデルなので、お値段も100万円を切って50万円(税抜)ほどとなります(それでも高い!!)。
「LL36」
「LL36」は、LL56と同じ素材で組み立てられていますが、より装飾を抑えたモデルとなります。それでも見た目は結構豪華!
汎用品のため楽器店でも吊り下げて売られており、お値段は36万円(税抜)。ヤマハの高級ギターをできるだけ手頃な価格で入手したい方におすすめです(しかしまだ高い!!)。
「LL26」
「LL26」は、LL36から見た目のグレードをさらに下げたモデル。
見た目は36とほぼ変わりませんが、塗装がラッカー塗装からウレタン塗装に変更されているだけでなく、ペグやヘッド、ネックなど細かい部分が異なります。
お値段は、29万円(税抜)とLL36よりも若干手頃です。
「LL16」「LL6」
「LL16」「LL6」は、Lシリーズの中でも最も安い価格帯ですが、ほかのシリーズにはない以下の2点の魅力があります。
- カラーバリエーションが豊富
- ピックアップを標準装備
カラーバリエーションは、ナチュラルのほかにブラウンやサンバーストなどがラインナップされているので好きな色を選ぶことができます。
また、ピックアップを搭載しているため、シールドを持っていくだけでどこでも使える点も魅力的です。
お値段は、6万〜13万円(税抜)。隠れた即戦力になり得る、最もコストパフォーマンスに優れたギターであると言えますね。
そのほかのYAMAHA(ヤマハ)のアコギのラインナップ

ヤマハのアコギのラインナップは、Lシリーズだけではありません。
以下のように様々なモデルがあります。
- 「FG/FSシリーズ」
- 「Aシリーズ」
- 「CPX/APXシリーズ」
- トランス・アコースティック・ギター など…。
特にFG/FSシリーズは、初心者の方でも手が出しやすい価格帯のものが揃っているシリーズ。また、AシリーズやCPX/APXシリーズのギターには、SRTというヤマハ独自のピックアップが搭載されており、ライブにおいて最高の音が出せます。そしてトランス・アコースティック・ギターは、アンプやエフェクターを通すことなく、リヴァーブやコーラスがかけられる画期的なアコギ。
もちろんピックアップも内蔵しているため、ライブでの演奏も可能です。
僕が今買うならコレ!
最後に、僕が今YAMAHAのアコギを買うならコレ! というモデルをご紹介します。
「LLX-36C ARE」
最高級のLシリーズに、AREというピックアップがついた最高峰のエレアコ。
生音良し、ラインを通しても音質良し。まさに「コレ1本あれば何もいらない」と言えるアコギです。
しかし、お値段なんと54万円(税抜)!! 加えて一度販売が停止され、2017年の3月から販売が再開されたギターでもあるため、またいつ販売停止になるのか分からない貴重なモデル。
頼むから、僕が生きている間はずっと売り続けていて欲しい…。
そう願う毎日です。
国産の良質なアコギが欲しいならYAMAHA(ヤマハ)一択!
ヤマハのアコギは、低額なものから高額なものまでラインナップされていますが、どれも値段以上のパフォーマンスを誇る最高のアコギばかり!
国産のアコギが欲しい方や、コストパフォーマンスに優れたアコギが欲しい方にとっては、最高の選択肢でしょう。
ヤマハのアコギは全国の楽器店で気軽に試奏できるだけでなく、ヤマハの専門店に行けばLL86やLL56なども試奏できる可能性があります。
ぜひ1度現物を手に取って、その音を体感してみてください。
小林だいさく
