僕が使用しているアコギや機材について
今回は、僕が使用しているアコースティック・ギター、また機材を紹介していきたいと思います。
僕は一時期5本もギターを持っていましたが、現在は2本に絞りました。「本当に使うものだけにしよう!」と思ったからです。
また、機材もコンパクトで高性能なものを選んでいます。アコギやプリアンプ、弦、どれを買おうか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
アコースティック・ギター BEFFNICK(ベフニック)「NEO」

僕は、BEFFNICK(ベフニック)の「NEO」というアコギをメインで使用しています。
ベフニックは、佐賀県在住の名ルシアー、合瀬潤一郎さんが製作している、完全オーダーメイドのアコギブランドです。
ベフニックのアコギは、以下のような日本を代表するミュージシャンが使用しています。
- 大橋卓弥(スキマスイッチ)
- 斉藤和義
- スガシカオ
- ワタナベシュウヘイ
- 石成正人
僕がベフニックのアコギを購入したのも、スキマスイッチのヴォーカル・大橋さんが弾いているのを見て「かっこいい…」と思ったのがきっかけでした!
価格は購入当時で35万円ほど。
当時勤めていた会社のボーナスのほぼ全てを注ぎ込んで購入しました!
2014年12月にオーダーをして、翌2015年5月に届きました。届いた時のワクワクは今でも鮮明に覚えています!
土曜日に届いたのですが、土日がベフニックを弾いて一瞬で終わったのは言うまでもありません。笑
2020年時点で、注文してから届くまで約1年かかるとか! とても大人気のアコギです。
前置きが長くなりましたが、このNEOで気に入っているポイントは以下の3点です。
①とにかく音が素晴らしい
やはりなんと言っても音色が最高級品です! 個人的には、100万円を超える名アコギと同じくらい良い音だと感じています。NEOを購入したとき、Martin(マーティン)の「D-28」も所有していたのですが、明らかにNEOの方が良い音だと感じました。
ボディサイズはNEOの方が小ぶりながらも、低音はドレッドノートサイズに引けを取らず、全体的な鳴りは圧倒的にこちらの方が上でした。
ピックアップとの相性も良く、ライブでも大活躍!
色々な人から「あれどこのギターですか?」と聞かれます。
②抱えやすいボディサイズ
NEOのボディサイズは、マーティンの「OM」のようにスケール(弦の長さ)が長く、幅は薄く作られており、ボディ真ん中あたりで大きくくびれています。このサイズ感のおかげで、良い具合に抱えやすくなっているのです。
持ちにくいアコギって演奏の際、結構なストレスなんですよね。
NEOはとても抱えやすいため、本体の保持にストレスを感じることなく、演奏に集中できます。
③自分好みのオーダーが可能
ベフニックのギターは、1本1本が合瀬氏の手で作られているため、使用する材料やセッティングなどを自分の好きなようにオーダーすることが可能です。僕はあまりカスタムオーダーはしていないのですが、弦高が低いギターが好きなので、6弦12フレットの弦高を2.5mmでオーダーしました。
ほかにもボディシェイプをカッタウェイにできたり、塗装もある程度自由に選べたりします。また、ピックアップも希望のものをマウントしてもらえます。アーティストのような楽器にこだわりがある人は、オリジナルのインレイをヘッドや指板に入れたりしていますね。
まさに世界で一本のオリジナルアコギを手に入れられます。
以上がベフニックのNEOで気に入っている点です。
悪い点ですが、正直ありません! 見つかりませんでした。売る予定も全くありません!
僕がこの世を去るときは棺に入れて欲しいです。笑
ガットギター YAMAHA(ヤマハ)「NTX700」

2本目はYAMAHA(ヤマハ)のガットギター、「NTX700」です。
僕はガットギター(クラシック・ギター)の甘くしっとりした音色が大好きで、バラードを歌う時はガットギターに持ち替えることがあります。数あるガットギターの中でも、このNTX700が気に入っているポイントは以下の3点です。
- ネック幅がアコギと変わらない
- 高性能なピックアップとプリアンプ内蔵
- 高級品と変わらない音色
通常ガットギターは、ネック幅がアコギよりも広いので、持ち替えた時に違和感や弾きにくさを感じることがあります。
しかしNTX700はネック幅がアコギとあまり変わらないため、アコギから持ち替えても違和感なく弾けます。
また、NTX700には「A.R.T. 2way (SYSTEM-61)」というピックアップが搭載されており、音色を好きなように調節できます。さらにチューナーも内蔵されているため、とにかく便利!
サウンドも申し分なく、高級品と変わらない音色が特徴です。
とてもコストパフォーマンスの高いガットギターだと思います。
ピックアップ Fishman(フィッシュマン)「Matrix Infinity」
先述したベフニックのNEOには、Fishman(フィッシュマン)の「Matrix Infinity」というピックアップがマウントされています。

Matrix Infinityはピエゾピックアップです。ブリッジの下に仕込まれたピエゾ素子が、ギターの弦の振動を拾って電気信号に変換し、アンプやDIから出力してくれます。
本当はこのピックアップではなく、L.R.Baggs(エルアールバックス)のアンセムを付ける予定だったのですが、「ハウリングの可能性があるのでこっちの方がおすすめですよ!」とのことで、フィッシュマンのMatrix Infinityを搭載しました。
当時僕は、フィッシュマンというメーカーをあまり知らなかったのですが、実際に使ってみるとあまりの良さに驚きました!
気に入っている点は以下の2点です。
- 抜群に良い音
- 本体の鳴りを損ねないコンパクトさ
Matrix Infinityは、ピエゾ臭いペチペチとした音があまりしない印象。アコギの生音に近いサウンドを出力できます。
また、ピックアップ本体がコンパクトなので、アコギ本来の音が損なわれる心配が少ない点も気に入っています!
プリアンプ ZOOM(ズーム)「Zoom A3」

プリアンプは、「Zoom A3」を使用しています。
「Zoom A3」には、「D-45」や「J-45」など数々の名アコギの音が登録されており、アコギが本来持っている「ボディ鳴り」を再現してくれます。また、リバーブやディレイなどのエフェクト類も様々な種類が登録されているので、音作りの自由度も高い点も魅力的ですね。
コンパクトなボディに高機能が詰まった、とてもおすすめのプリアンプ・エフェクターです。
そのほかの機材
そのほかの機材は、以下の通りです。
- シールド:KAMINARI(カミナリ)「Acoustic Cable」
- 弦:ERNIE BALL(アーニーボール)「Ever Last(フォスファーブロンズ・ミディアムライト)」
- ピック:Fender(フェンダー)もしくはマーティンのべっ甲のティアドロップ型ピック
- カポタスト:G7TH(ジーセブンス)「NASHVILLE CAPO(シルバー)」
上記のうち、弦については現在アーニーボールを使用していますが、気分によって変わります。
しかし色々試した結果、アーニーボールを張っているときの満足度が一番高い気がするので、今後しばらくはこの弦を張り続けると思います。
アコギは機材選びも楽しい!
今回は、僕が所有しているアコギや機材をご紹介しました。
20代で得た給与のほとんどをアコギや機材に注ぎ込み、購入と売却を繰り返して自分なりに選び抜いたものが今の手元にあると感じています。
アコギに限らず、音楽の醍醐味は自分にあった機材やサウンドを探すこと。
あなたも自分にとって良い機材や楽器を探してみてください! お財布の許す限り!
小林だいさく
