弾き語りにぴったり!Gibson「hummingbird」の魅力を解説

弾き語りにぴったり!Gibson「hummingbird」の魅力を解説

「弾き語りにぴったりなアコギを探している」
「見た目がかっこいいアコギってないかな?」

こんな方におすすめしたいのが、Gibson(ギブソン)の「hummingbird(ハミングバード)」というモデルです。

僕が大好きなアコギであり、初めて購入した高級アコギでもあります。
しかも購入して、そのあと飽きてしまって1度売ったのですが、また欲しくなってもう1度買い直したほど魅力的なギターだったのです。

そこで今回は、hummingbirdの魅力について解説していきます。

現実的な予算で、実用的なアコギを探している人は、ぜひご一読ください。

「hummingbird」とは

hummingbirdは、Gibsonのギターの中でも上位機種として1960年に発売されました。
Gibsonの名器である「J-45」が発売されたのが1942年であることを考えると、比較的新しいアコギです。

hummingbirdの名前の由来は、ピックガードに描かれているハチドリ。このハチドリが目立つうえに、最高にロックでかっこいいのです。

またhummingbirdは、以下のように著名なアーティストに使るされてきました。

  • ジョン・レノン
  • キース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ)
  • ミック・ジャガー(ローリング・ストーンズ)
  • 小渕健太郎(コブクロ)
  • 福山雅治
  • 北川悠仁(ゆず)
  • 清水依与吏(back number)
  • つんく♂(シャ乱Q)
  • 長渕剛
  • 河口恭吾 など

ロックやフォーク問わずに、色んなジャンルのアーティストに愛されるモデルなのです。

メーカーはギターの老舗、Gibson

hummingbirdの製造元は、ギターを弾く人なら知らない人はいない、老舗ギターメーカーのGibson(ギブソン)です。
「J-45」や「レスポール」など、アコギだけでなくエレキも販売しています。

実はGibsonは、2018年に1度事実上の経営破綻をしています。
しかし2020年2月においても、新商品を販売し続けており、今後もどのような商品を発売してくれるのか非常に楽しみです。

「hummingbird」の特徴

多くの人に選ばれているhummingbirdには、どのような特徴があるのでしょうか。

ハニートーンと呼ばれる極上のサウンド

hummingbirdは、ほかのGibson製アコギとは全く違う独特の音色を持っています。

hummingbirdが持つ独特の音色は「ハニートーン」と呼ばれており、その名の通り甘い響きが特徴的。
豪快ながらもまとまりがあり、サスティン(音の伸び)は比較的短めで、音のレスポンスもとても良いのです。

ストロークでガシガシ弾きたい時、アルペジオでしっとりと弾きたい時、どんな時も弾き手の意思に忠実に音を奏でてくれます。

そのため、色んなジャンルの人におすすめできるアコギと言えるでしょう。

ちなみに、1962年に発売された「DOVE」はhummingbirdの兄弟器と言える存在です。
ボディの形はそのままに、材料が変更され、ピックガードに鳩が描かれています。

使用されている材

hummingbirdの構成は以下の通りです。

  • トップ板:シトカスプルース単板
  • サイド・バック:マホガニー
  • ネック:マホガニー(43.8mm)
  • 指板:ローズウッド(ダブル・パラレログラム・インレイ)
  • ピックアップ:L.R baggs(エルアールバックス)「Element VTC」

使われている木材は、J-45とほとんど変わりません。
マホガニーが持つ甘くて太い中音域はそのままに、hummingbirdの特徴の1つである、大柄なスクエアショルダー型のボディにより、低音域に存在感があります。

ネックの幅は43.8mmであるため、42.9mmのアコギや、ナローネックのヴィンテージ・ギターから持ち替えると、ネックの太さにより弾きにくさを感じるかもしれません。

さらに、標準でL.R baggsの「Element VTC」が搭載されているので、シールドがあればアンプやDIから出力でき、エレアコとしても威力を発揮します。

価格帯

hummingbirdは、2020年2月現在で以下の2種類が新品で販売されています(限定モデルを除く)。

・「hummingbird VCS(Vintage Cherry Sunburst)」:約40万円
・「hummingbird Studio」:約19.8万円

hummingbird Studioは通常のモデルからボディの厚さを薄めにし、サイド、またバックの材料がマホガニーからウォルナットに変更された、手頃な価格で手に入るモデルです。

また、ヴィンテージのHummingbirdは1964〜1965年のモデルにおいて、状態によっては100万円近くで販売されているケースがあります。
ヴィンテージのhummingbirdは、枯れたハニートーンが最高なだけでなく、経年劣化によって消えかかったハチドリがかっこいいのです。

いつか欲しい…。

hummingbirdの魅力

最後に、なぜ僕がhummingbirdが好きなのか説明していきます。

弾き語りに最適な音色

僕は基本的にギターソロはせず、弾き語りや歌の伴奏をする目的でアコギを弾きます。
そしてhummingbirdの音色は、歌の邪魔をしない周波数帯であると言われており、弾き語りや歌の伴奏にぴったりなのです。

歌のジャンルも問いません。
そのため、このアコギさえあれば様々な楽曲を楽しむことができます。

個人的に気に入っているのは、ブロンズ弦を張った時の6弦の音。「ゴォォーン」とコシがあって体の奥底まで響いてくる低音が大好きです。

僕は弾き語りをするうえで、ベース音をいかにきちんと鳴らすかが重要であると考えています。ベース音さえしっかりしていれば、大きく崩れる心配はありません。それに気付かせてくれたのは、間違いなくhummingbirdの低音であると思います。

ピックアップ内蔵で即戦力としての活躍が期待できる

hummingbirdには、L.R.Baggsの「Element VTC」が標準で搭載されています。

Martinのアコギは基本的にピックアップが付いておらず、後付けで搭載しなければなりません。ピックアップを後付けするには、穴を開けたり広げたりと改造が必要です。
そのため追加の工賃がかかるだけでなく、手元に戻ってくるまで1週間ほどかかることもあります。

しかしhummingbirdはピックアップが標準搭載であるため、購入後すぐに持ち帰れます。また、既に穴が空いているため、ほかのピックアップへの交換も比較的簡単にできます。

実際に僕は、2代目のhummingbirdを購入した時、「Element VTC」から「Anthem」に自分で交換しました(でもちょっとマイクの取り付けが難しかったので、やはりプロに頼むと確実です。笑)。

良いアコギを買ってみたい人は是非「hummingbird」を

hummingbirdは音楽のジャンルを問わず、色々な人におすすめできる最高のアコギです。

もしまだ高級なアコギを所有したことがない人は、是非1度試奏してみてください!
きっとhummingbirdの魅力に取り憑かれるはずです。

小林だいさく