【インタビュー】UKロックと紅茶の邂逅--ラ・テイエールが提示する新たな紅茶の楽しみ方

【インタビュー】UKロックと紅茶の邂逅--ラ・テイエールが提示する新たな紅茶の楽しみ方

横浜中華街から少し離れた海の程近くに、紅茶専門店があるのはご存じだろうか。

その名も《ラ・テイエール》。目印は、店先に置かれた赤いティーポット(=フランス語で「La Théière」)の少し古びた看板。洋風のドアをくぐれば、おとぎ話に出てくる隠れ家のような細長い店内と、そこに所狭しと並べられた茶葉の数々にたちまち魅了されるだろう。

2003年、「あなたにお似合いの紅茶がきっと見つかる」をコンセプトに創業。以降、オリジナルのブレンドティーや、日本国内では取り扱いが少ないドイツのロンネフェルト社の商品などを展開している。

ラ・テイエールがユニークなのは、UKロックの作品をモチーフにしたオリジナル商品のアイデアだ。「ブルーマンデイ」や「パーフェクト・キス」(ニュー・オーダー)をはじめ、「The Queen Is Dead」(ザ・スミス)、「ラブレス」(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)、「ウォーターフォール」(ザ・ストーン・ローゼズ)、「Friday I’m In Love」(ザ・キュアー)など、ファンにとっては思わず味わってみたくなるタイトルの品々を取り扱う。

こういった商品はどのようにして生まれ、いかなる想いを込めたものなのか。生みの親である、店長の小濱純氏に話を聞いた。

インタビュー/文=對馬
写真=翳目

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音楽を想起させる見せ方っていうのが、「もしかしたらすごく良いかも?」と

--ラ・テイエールさんでは「ラブレス」や「ブルーマンデイ」など、UKロックをモチーフにした紅茶を多数取り扱っていますが、これらの商品はどのような経緯で生まれたのでしょうか?

元々、私自身UKロックが好きで、学生の頃から来日公演やフェスに行ったり、軽音楽部でギターを弾いてたり、音楽に関わるような環境にずっといたんです。それで、このお店は家業なんですけど、やはり「イギリス=紅茶」っていうイメージ的な繋がりもあって、イギリスの別の部分と紅茶を掛け合わせることで違った発信ができないかな、っていうのは自分の中で考えてまして。

どうしても紅茶って敷居が高いイメージがあったので、ちょっと見方を変えて、自分の好きな音楽を聴きながらリラックスして紅茶を楽しめる、みたいなシチュエーションがあったら素敵だなって。自分は音楽を聴きながら飲むのが好きたったので、そういうことをずっと考えていたんです。

あるとき、アールグレイ(=柑橘系のフレーバードティー)を自分たちのオリジナルで作ることになって。コーンフラワーっていう、見た目を良くするためにアールグレイとか爽やか系のお茶に入れる青いハーブがあるんですけど、良いコーンフラワーが手に入ったのでアールグレイとブレンドしてみたら、すごく綺麗なビジュアルになったんです。それで、元々ニュー・オーダーが好きなのもあって、「Blue Monday」っぽいな、って。

最初はちょっとしたネタというか、分かる人が分かってくれたら良いなと思って「ブルーマンデイ」って付けたんですけど、味が良いので人気になりました。でも、この曲は前身のジョイ・ディヴィジョンに端を発しているので決して明るくはないし、タイトル的にも最初は「どうなんだろう」という心配はあって。

--確かに。

でも、知らない方には「美味しいね」って買っていただけるし、「もしかしてニュー・オーダーですか?」って言ってくれる方も増えて、そのうちSNSで見ていただいた方や、UKロックが好きでフジロックに毎年行くような方にも来ていただいたりして、今「ブルーマンデイ」はうちのアールグレイとしては1番人気になりました。これが最初に音楽と紅茶を結びつけた商品でもあります。

--試しにブレンドしてみたらちょうど自分の好きな曲と結びついたという、ある種の偶然の産物だったんですね。

そうですね。それで、音楽を想起させる味わいだったり商品の見せ方っていうのが、「もしかしたらすごく良いかも?」と思えて。それで、自分の好きな音楽を少しずつ紅茶に当て込んでいきました。いわゆるイロモノ的なものではなく本格的な紅茶に、あえて「ブルーマンデイ」っていうタイトルが付いてるのが私としては面白いというか。これがきっかけで「このタイトルってどういう意味?」って思った方が初めてニュー・オーダーを聴いて、その背景まで深掘りしたとしたら、すごく面白いなと。

--音楽の入口として、とても新鮮な感じがします。

「ラブレス」も、ジャケットやマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン(以下マイブラ)っていうバンド名が濃いピンクとか赤のイメージで。これはノンカフェインのフルーツハーブティーで、フルーツのセミドライの果肉だけをブレンドしたものなので、厳密には紅茶の茶葉は使っていません。茶液がすごく赤く出てくるので、これもイメージとしては非常に面白いと思って名付けました。

『Loveless』を聴くと、後続のミュージシャンやリスナーは、あのケヴィン・シールズが踏むディレイの音とかを、どうやって弾いてるのか、どうやって機材を組んでるのか、絶対気にするだろうなって思うんです。それって、ちょっとゾッとするというか。彼らがスタンダードを作ったことが、私にとってはすごく感動する部分で。彼らの世界観をみんなが追ってるし、そういうものが1991年に出てるのがヤバくない?っていうのは常に思ってます。笑 人に言って回りたいくらいの衝撃ですよね。

--その通りだと思います。マイブラは現象ですね。

「ラブレス」も決してハッピーなタイトルではないんですけど、フルーツハーブティーとしては一番人気かもしれないです。マイブラだけじゃなくて、いろんなアーティストが作品のタイトルにしてるので限定するわけではないんですけど、私としてはマイブラを聴きながら飲んでいただけたら良いなっていう、個人的な願望もあります。笑

--ファンにとってはたまらないですよね。聴きながら飲むことで、至福のひとときになると思います。

でも、お好きな人はこだわりがあるでしょうし、みなさんそれぞれの体験や出会った経緯があると思うので、自分のイメージだけを押し付けるわけではないですけど、お茶を違う側面から知っていただくという意味では、お客様との会話のきっかけにもなるので。私としては「ラブレス」と「ブルーマンデイ」は作品と味のイメージがすごく合致してると思ってます。

--音楽と紅茶を合わせることで、新しい価値観を提示できている気がしますね。

例えばビートルズとかクイーンとか、誰でも知ってるようなバンドじゃなくて、ある意味アンダーグラウンドのジャンルっていうのが面白いというか。商品の見せ方の1つとして、若い世代の方にも面白がっていただけるんじゃないかと思ってます。

--僕は20代ですが、どちらかというと紅茶を日常的に飲むのがそこまで一般的じゃない世代だと思ってて。ある程度コアな層の趣味というか。

仰る通りだと思います。

--これが新しいきっかけになるのは個人的にも感じています。実際、僕も数年前にTwitterで「ラブレス」を見かけてこちらにお邪魔したことがあるので。

ありがとうございます。特に若い世代の方はおうちに急須やティーポット自体がなかったりすると思うんです。それって結局CDやレコードと一緒で、プレーヤーがないとそれに触れる機会自体が減るというか。今はもちろんサブスクとかスマホで聴くっていう文化はありますけど、ハードがないと深掘りするのって逆に難しい世の中になってるような気もします。なので、「ラブレス」とか「ブルーマンデイ」を良いきっかけにしてもらいたいですね。

飲んで楽しむだけじゃなくて、人生の一部になるようなインパクトが与えられる勧め方ができたら

--UKロックをモチーフにした紅茶で、何か新商品などはありますか?

今、ちょうど春夏の限定商品で「シャイニングライト」っていう、マンゴーとレモンのフレーバードティーが出てまして。爽やかで明るい感じなんですけど、これはアッシュっていうバンドの代表曲「Shining Light」がモチーフです。

マイブラと比べれば全然明るい曲調で前向きな気持ちになれるんですけど、やっぱりUKならではの哀愁の部分もあるバンドなので、イメージとしては個人的には完璧に合致したと思ってます。

もう1つ、「ディスカバリー」っていうのもありまして。最近ダフト・パンクが解散しちゃったじゃないですか。『Discovery』はアルバムの名前なんですけど、「One More Time」とか「Digital Love」とか名曲が入ってる作品なので、敬意を評して名付けました。

必ずしも味とイメージが合致しないかもしれませんが、ピーチの爽やかなフレーバーなので、キュンとするような切ないイメージを込めてます。これはウーロン茶ベースなので、ちょっと変わってるんですけど、普通に淹れていただければ美味しく飲めると思います。

他には「The Queen Is Dead」っていう、ザ・スミスのアルバムをモチーフにしたものもあります。これはフレーバードティーではなくクラシックティーといって、紅茶本来のお味を楽しんでいただけるようにブレンドしました。ラプサンスーチョンという個性的な燻製茶も入れてます。これもアルバムのイメージと合致できました。

それこそ『The Queen Is Dead』も決して明るくない世相を反映させた作品ですが、そのテーマは現代の私たちにとっても無関係ではないと個人的には解釈してるので、そこから読み取れる時代背景とかを深掘りする人がいてくれたら良いなと。ただ、紅茶のタイトルとしてはどぎついものをどこまでオマージュして商品として出して良いのか、っていうのは自分の中ではちょっと悩んでます。

--でも、ザ・スミスが燻製っていうのは分かる気がします。鬱屈した感じとマッチするというか。

そうですそうです。彼らが若者の不満やエネルギーを提示して支持されたっていうのは、今の時代に照らし合わせられる部分もあると思うので、私は非常にそこが好きだし、反骨精神みたいな、そういうエネルギーはいつまでも持っていたいというか。もちろん若い世代の方も、上の世代を追い出すじゃないですけど、自分たちが主役になれるようなアクションをしてもらいたいと思いますね。逆に、上の世代はそういう人たちに負けないようなパワーを持ってないと恥ずかしい。それが社会をより良くしていく原動力になったりするんじゃないかなと。そういう意味でこの商品を置いてるんですけど。

--そういった想いが込められてるっていうのを知ると、より味わい深くなる気がしますね。

私自身はレディオヘッドが1番好きで、彼らのライブを観るためだけにイギリスに行ったりするくらい好きなバンドで。本当に人生の価値観を変えてくれた存在で、今でも毎日のように聴きます。彼らも決してハッピーな曲ばかりではないですが、音楽を通していろいろなことを考えさせてくれるので、そういう意味では紅茶も、ただ飲んで楽しむだけじゃなくて、その人のライフスタイルや、人生の一部になるようなインパクトが与えられる勧め方ができたら良いなと常々思っております。


自分の常識の範疇をある意味で壊されたというか

--小濱さん自身は、どういった音楽遍歴をたどってこられたのでしょうか?

高校生の頃はX JAPANが好きで。元々はhideのソロ作品を聴いて「ロックってすげえ」って、分からないながらもパフォーマンスに衝撃を受けまして。それで彼の好きな洋楽とかバックグラウンドの音楽にどんどんハマって、ナイン・インチ・ネイルズとかマリリン・マンソンとか、ちょっと過激でサウンド的にもどんどんハードな方に寄っていきました。もう「ハードじゃないとロックじゃない」みたいな。周りの子たちはみんなメロコアとかパンクとかにハマってたんですけど、「俺は違う!」って。笑

--その感じは分かります。笑

そういうふうに聴いてた時期もあったんですけど、大学に入学した年(2004年)に、幕張メッセでレディオヘッドの単独来日公演があって、友達に連れられて観に行って。その頃は『OK Computer』を聴いてたりしてたんですけど、何が良いのかよく分からなくて。笑 でも実際に観て、あんなに緊張感があって張り詰めた感じで曲を演奏する人たちがこの世にいたんだ、っていうのにとても衝撃を受けました。ギター・ソロも、曲の中盤に見せ場として入ってくるっていうのがお決まりだと思ってたのに、語弊がありますけど雑音というか、ジョニー・グリーンウッドはずっと「ピーガガガガピピピー」みたいな、変な効果音を延々と鳴らしたりして、「これギター・ソロなのかな?」って。笑

--ジョニーはギタリストとしては異端かもしれないですね。

自分の常識の範疇をある意味で壊されたというか。それで「UKロックってなんなんだろう」って思って、そこから沼にハマっていきました。笑 やっぱり、みんなが好きになるようなものより、CD屋さんとかレコード屋さんに行って、自分で探して良いなって思ったものがスッと入ってくるっていう。

今になってみると、特定のジャンルというよりは、作品にメンバーが込めてるメッセージや反映した世相とか、その人たちが今何を伝えたいのか、っていう熱量を音楽として表現してるものにグッとくるというか。だからメロコアとかパンクでも、良いと思えるものも増えてきました。でもやっぱり、マイブラとかレディオヘッドは暗いけど、孤独感だったり、排他的な疎外感だったり、そういうものをすごく救ってくれた体験があるかな。それは皆さんも多かれ少なかれあるかもしれないですよね。

--僕も音楽に救われた部分が多いですし、作品からメッセージを受け取って自分なりに考える、っていう聴き方をすることが多いので、今のお話は共感できる部分が多いと感じました。

流行りの音楽だけに触れてるとそういう所ってなかなか分からないだろうし、能動的に音楽の世界に飛び込んでいくことで見えてくるものがあると思うので、そういうリスナーさんが増えてくると、それぞれのジャンルがもっと盛り上がっていく気がします。もちろん、意識高く聴いてほしいなんて思わないし、聴き方は人それぞれだと思うんですけど、今こそ、そういうところを見つめ直してみても面白いかもしれないですね。

自分たちは何をすべきなのかっていうのは商売をしててもすごく考える

--その衝撃を受けたというレディオヘッドの来日公演についてもう少し聞かせてください。

2004年なので『Hail to the Thief』が出た翌年で。2003年に彼らはサマソニ(SUMMER SONIC)にヘッドライナーとして出て、その翌年の来日公演だったんですけど、ちょうどイラク戦争の時期で、やっぱり世界的に殺伐としてて。同じサマソニにヘッドライナーとして出たブラーも『Think Tank』ってアルバムを出したり、時代的にも反戦というか、世相に対してかなりアンチテーゼの色がすごく強かった時期で。当時のレディオヘッドは割とバンド・サウンドに回帰してたんですけど、サウンドがバキバキに攻めすぎてて、意味分からないくらいかっこよかったんですよね。笑

彼らには「Creep」という代表曲があって、それが彼らのトラウマというか。一発屋なんていわれた時期もあったし。それで封印してた曲を、サマソニの東京会場のアンコールだけでやって、でも私は別のステージのSUM 41を観てて。その時のレディオヘッドは伝説のライブだと言われてるんですけど、私はそれを観逃したんです。笑 彼らが「Creep」をやるってことは心情の変化もあるんじゃないかと思って、どうしても聴きたくて2006年にイギリスに行きました。

その頃はトム・ヨークがソロ活動をしてる時期で、レディオヘッドとしてのライブは観に行ったVirgin Recordsのフェス(V Festival)だけでした。慣れない海外だったのですごく怖かったんですけど、どうしても観たくてチケットを買いましたね。何時間も最前列でずっと待ってて出てきて、すごく嬉しかったんですけど、「Creep」をやらずに本編も終わって。そろそろ帰らないとな…と思って後ろに下がってたら、アンコールで出てきて「Creep」をやってくれたんですよ。忘れられない体験ですね。

--それは痺れますね。

「Creep」って一見ナヨナヨしたラブソングに思えるんですけど、いろんな解釈ができる気がするんです。ストーリー的には男性から女性への想い、というシンプルな構造なんですけど、恋愛感情にとどまらない、人間全体やもっと大きいものに対しての世界観っていう解釈もできるのかなと。メンバーにも家族があるし人生があるので、そういう変化があってまた「Creep」を演奏するようになったのかと思うと、リスナーとしては面白いですよね。彼らは1人もメンバーチェンジすることなく今に至っているので、そうやってキャリアを築き上げるのは相当大変だろうなってことも想像しながら。

--レディオヘッドをモチーフにしたお茶って、まだないですよね。

タイトルを付けるのが難しくて…。お客様にも「Paranoid Androidって付けてください!」って言われるんですけど。笑

--味も連想しにくい気がしますね。笑

そうなんですよ。でも、これはまだ何も準備してませんが、『Kid A』というアルバムに「The National Anthem」という曲があって、それは付けたいと思ってます。もうワンコードだけずっと鳴ってて、ウワモノの楽器が展開として変わっていくだけの曲なんですけど、すごく好きで。例の来日公演でもやってたんですけど、当時中東で日本のジャーナリストが拘束されて、それが解放されたっていうニュースがいきなり会場内に響き渡ったんですよ。「え? ニュース速報なのかな?」と思ったら、「The National Anthem」のベースのリフがいきなり始まって。

--えー!!

そのニュースを、カオスパッド(=KORGから出ているサンプリング機能を備えた機材)にラジオを繋げてジョニーがサンプリングしてたんです。衝撃的なニュースが静かな中に響き渡ってその曲が始まって、それがちょっとかっこよすぎたというか。彼らが意図したメッセージだったのかは判別できなかったんですけど。

「The National Anthem」って歌詞が3つ4つしかない散文みたいな感じなんですけど、今の世界でも私たちが考えなければいけないテーマが詰まってる気がして。「国歌」っていう匿名的なテーマなんですけど、オリンピックの開催をどうしようってなってる中で、今「国歌」というものが誰のために鳴り響くべきなのか考えさせられるし、自分たちは何をすべきなのかっていうのは商売をしててもすごく考えるので、そういう意味は込めたいなと思ってます。それがどこまで響くか分かりませんけど。

--でもやること自体に意味があるのかなと思います。

そうですね。私なりの世間とか社会に対してのメッセージは入れたいなと思ってます。

そういう意味でも紅茶は音楽と親和性があったりする

--ステイホームが求められる期間が続いていますが、だからこそ紅茶を楽しむという選択肢も有意義な時間になると思っていまして。小濱さんが思う、初心者の紅茶の楽しみ方についてお伺いしたいです。

紅茶の魅力って、うちみたいな専門店のようにこだわったものだけじゃなくて、百貨店やスーパーに売ってるものとか、いろんなところで手に入るのが魅力の1つだと思っていて。高いから良いとか安いからダメとかではないし、こだわって淹れる必要もなくて、ティーバックでも良いから自分の習慣に取り入れると良いと思うんです。ペットボトル飲料が当たり前の私たちにとっては、コーヒーをドリップするのも「よし!」ってならないとなかなかできないじゃないですか。

--確かに腰が重い人は多いと思います。

そんなに時間もないというか、私たちの日常も忙しないので。でも、こういう時期だからこそ、ちょっとでも良いから時間を取る。紅茶はそのきっかけを作ってくれると思います。それは音楽も同じですよね。

だから、まずは時間をとってリラックスして飲んでみるっていうのを、是非若い世代の方にもやってみてほしいですね。それで良いなと思ったら音楽と一緒で、「沼」じゃないですけど、ちょっと道具を揃えて、水質にもこだわって、良い茶葉を買って。そういうふうに少しずつ掘り下げてくれたら面白いかなと。音楽が好きなら、そういう入り方を少なからず知ってると思いますし、そういう意味でも紅茶は音楽と親和性があったりするんじゃないかなと。

--とても腑に落ちます。

ティーバックだったら手軽だし、今は茶葉がそのまましっかり封入されて味の良いものも増えてます。紅茶を淹れたことがない方だったら、まずは身近なものを手に取って淹れていただいて、5分でもそれを飲む時間を作ってもらえると、忙しない日々の中でも立ち止まるきっかけを紅茶が作ってくれると思います。そこに音楽もあったら最高ですね。

◯2021年4月某日 ラ・テイエール店内にて

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横浜元町紅茶専門店 ラ・テイエール

・所在地:〒231-0801 横浜市中区新山下1-2-1丸善ビル1階サイド店
・営業時間:10:30~19:00
・通販サイト:https://latheiere.com/
・Twitter:@La_Theiere

musit編集部