【インタビュー/前編】LYSMが刻む下北沢シャングリラでのツアーファイナル。「5人で観たい頂の景色」とは

【インタビュー/前編】LYSMが刻む下北沢シャングリラでのツアーファイナル。「5人で観たい頂の景色」とは

5人組ガールズユニット、LYSM(読み:リズム)。2021年7月7日に活動を開始し、FLiPのSACHIKOが作詞/作曲、 元SHIT HAPPENINGの梅田貴之が編曲を手掛けたナンバー「ネオンで花束を」を同日解禁。そんな彼女たちは、今月5日、下北沢シャングリラにて1stツアー『リズムを刻んで』のファイナル公演を無事成功させ、当日は新アルバムのリリースと来年1月から行われるワンマンツアーを発表し、ファンの心をさらに奥深くまで射止めた

グループ史上初となる今回のインタビューでは、個性豊かな5人のメンバーがLYSMとして歩み出すまでの道のりと、彼女たちが描き出す5人での夢への軌跡を前後編に渡ってお届けする。

※なお、取材は前後編共に10月下旬のツアーファイナル前に実施。ファイナル公演へ足を運んだ人は当日のことを思い出しながら、また本記事をもって彼女たちに出会う読者は、メンバー5人が理想に掲げるアイドル像への熱意を同時に感じながら読み進めていただけたら幸いである

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インタビュー/文=すなくじら
写真/編集=翳目

緊急事態宣言下でのデビューライブを経て

──まずはそれぞれの自己紹介からお願いします。

久遠:LYSMのリーダー、セクシーレッド担当・久遠(くおん)まりあです。

月城:LYSMの魅惑のハスキーヴォイス、ホワイト担当・月城(つきしろ)せいなです。

遠峯:杜の都のロック・ガール、LYSMのミントグリーン担当・遠峯(とおみね)あかりです。

一宮:秋田県産天然記念物、LYSMの青色担当・一宮(いちみや)えまです。

天辺:LYSMのぶりっこゲーマー、ピンク担当・天辺(あまべ)りんかです。

【写真左から】天辺りんか、一宮えま、遠峯あかり、月城せいな、久遠まりあ

──LYSMさんは今年の7月7日に結成したばかりですよね。まずは結成までの流れを教えてください。

一宮:最初に、私が2019年の3月ぐらいにオーディションで東京に来て。その年の年末ぐらいにあったオーディションで、リーダーのまりぴが入ってきたんです。そこから昨年コロナが一旦落ち着いたあたりで、あかりんが加入しました。

遠峯:2020年の12月にLYSMのオーディションを受けましたね。

一宮:3人でいよいよ始まった! って思ったら、その次のレッスンに突然2人が入ってきて急に5人になったんですよ。「なんか増えた!」みたいな感じで。笑 とにかく最初はびっくりしました。

──コロナ禍での結成だったんですね。お披露目ライブも緊急事態宣言下で行われたんですか?

一宮:デビューライブは今年の8月21日でした。お披露目、という点で言うと、その前の7月7日が情報解禁日ですね。顔を隠した状態でTwitterアカウントが発表されて、最初のデビューシングルはその時に出しました。 

遠峯:緊急事態宣言がどんどん延長されたことで、結局ライブ自体は宣言下でのライブになってしまって。

──アイドル現場のイメージってファンの方がMIX(※コールのこと)打って声出してって印象が強いんですけど、LYSMさんのライブも今はコロナ禍に合わせた対策をとりながら行っているのでしょうか?

遠峯:そうなんです。特典会のチェキ撮影もパーテーション越しなので、早くコロナが開けて皆さんの声を直接聞けるライブになってほしいです。

天辺:まだLYSMのライブで声出してもらったことないので、憧れはあります。

──8月21日のデビューライブまでの練習って結構ハードでした?

遠峯:曲ができてからはすごい急ピッチだったんですけど、5人集まっての練習っていうのは2月からずっと続けてきたので、基礎的なところはそこですごく鍛えていただきました。

一宮:LYSMで運動慣れしてるのはこの2人なんですけど……(久遠と月城を指す)。

──せいなさん、まりあさんは何かスポーツをしてたんですか?

月城:私はシンクロやってたんですよ。8年間くらい。

一宮:全国大会とか行ってたんだよね。

──すごい……! それはもう特技と言っても過言ではないですね。

久遠:私はソフトボールをやってました。

──まりあさんはちょっとイメージとは異なる意外な一面ですね。今年の2月ぐらいから交流はしていたとのことですが、最初の皆さんのそれぞれの印象ってどんな感じでした?

天辺:皆の中で、初対面から一番印象変わってないのって誰?

一宮:あかりんかな。ずっと喋るなあって感じで…。壁がないですね、喋りやすい。それに対して、良い意味でまりぴは全然違う。最初はすれ違うの怖すぎて、ボイトレ違う道で帰ってました。笑

一同:(大爆笑)

──まさかの不仲説出てますけど、このあと続けても大丈夫ですか? 笑

一宮:全然大丈夫です。それこそこうやって笑い話にできるくらい仲は本当に良いので。まりぴはとにかく優しくて…今はもうLYSMのお母さんですね。

天辺:うん。我らが母。笑

一宮:せいなも最初は礼儀正しかったんですけど、結構メンバーに甘やかされて育ったので今はもう生意気ですね。笑

遠峯:なんでも貸してって言うよね。私たちの物を使いたがる。

──せいなさんは完全に妹キャラですね。まりあさんはほかのメンバーへのイメージは何かありますか。

久遠:たそ(一宮)は大人しいイメージだったから、こんなに喋るのが私の中では意外! 結構最初と印象変わったかも。

遠峯:私的には最初から喋るイメージだった。

月城:あーでも確かにここ(一宮、遠峯を指す)は喋るよね。

一宮:そう考えるとりんちゃんは変わんないね。

遠峯、月城、久遠:えーー変わったよ!!!(ざわつき)

天辺:なんで?!

──りんかさんの印象が分かれてますけど……?

遠峯:りんちゃんはこの可愛い外見で、なぜか芸人気質な一面があって。面白いことできないと凄く悔しがるんですよ。「今のもっと面白くできたのに!」って、笑いにすごいストイックなんです。そういう意味で、印象が変わりました。笑

天辺:そうかなあ?

──皆さん個性が光るメンバーが粒揃いですね。初めてファンの方を前にしたライブの感想ってどうでした?

遠峯:最初は緊張してたけど、いざお客さんを見ると「楽しい!」しかないって感じでしたね。

一宮:お客さんの顔を見てライブができることがやっぱり楽しくて。ライブハウスでの練習とは違って、やっぱり実際に人が観てくれてるっていう実感があるのは嬉しかったです。

──YouTubeやTikTokなど、今の時代ってひとえに「人前に立つ」と言っても色んなステージがあると思うんですけど、その中でもアイドルだからこそ感じるやりがいはなんですか?

遠峯:私は特に、「歌って踊る」っていう自分の好きなことがそのまま仕事になる点にやっぱりアイドルとしてのやりがいを感じます。それをさらに笑顔で観てくれる人がいる、レスポンスを直接受け取れるっていうのは、本当に贅沢で素敵なことだと思ってます。

──アイドルとして120点満点の回答! ちょうど歌の話が出たので質問したいんですけど、皆さんの好きな音楽をそれぞれ伺えたらと。

久遠:私は邦楽ロックが好きです。特にマカロニえんぴつさんはよく聴きます! アイドルだと韓国のTWICEさんが好きですね。

──確かに韓国のアイドルは皆歌もルックスもレベル高いですよね…。

遠峯:私も邦楽ロックが好きで、自分でも高校生の時からずっとバンドをやってました。特にフジファブリックとかよく聴きます。

──バンドでは何の楽器を担当してたんですか?

遠峯:ギターヴォーカルをずっとやってました!  ELLEGARDENとかRADWIMPSはよくカバーしてましたね。アイドルだとWACK、特に月ノウサギさんが好きです。

天辺:私もずっとアイドルが好きで。STARDUSTとかハロプロ(ハロー!プロジェクト)とか。もちろん地下アイドルも好きです! 「アイドルオタク・アイドル」です。笑

──お2人は「アイドルオタク・アイドル」仲間なんですね。笑 せいなさんはどうでしょう。

月城:私はジャンルは問わないんですけど、TikTokを中心に音楽に触れる機会が多いです。その中でもLittle Glee Monsterさんは一番好きなグループさんで。歌が上手いのはもちろんなんですけど、ライブに行った時にダンスもすごすぎて圧倒されました! とにかく一人ひとりのクオリティが高いんですよね。

一宮:私は2013年くらいに地元で観たアイドルフェスがきっかけで、ベルハー(BELLRING少女ハート)さんにハマりました。その中でもカイちゃんっていうアイドルが本当に好きで、もう小さい子がプリキュアとかセーラームーンが好きって言うような感じで、音楽も全部ひっくるめてアイドルにハマっちゃいましたね。

──ここにも「アイドルオタク・アイドル」が。笑 でもきっと、アイドルやってて大変なこともありますよね?

遠峯:今はもうとにかく世の中にアイドルが溢れてる時代なので、私たちの魅力をいかに伝えるかっていう点で難航してます。「常に何か発信しなきゃ!」という焦りのような気持ちはありますね。

この5人だからこそ、絶対に観たい景色がある

──では、グループとして「ここだけは絶対負けないぞ!」っていうところはありますか?

月城:5人がめちゃくちゃ仲良いところですかね。

天辺:話が盛り上がりすぎて「うるさい」って怒られた5分後にまた「うるさい!」って怒られたことあったよね。笑

久遠、遠峯、一宮:あったあった!!!笑

──もう女子高生みたいですね。本当に楽しそう…。

一宮:そうなんです。あとは楽曲とか、人も含めて環境の良さは本当に感じますね。ありがたいですし、自信というか誇らしいです。LYSMには色んな人に刺さってくれそうな幅広いジャンルの曲があるので。

──ライブが本格的に始まってファンの方と接する機会も増えてきたと思うんですけど、LYSMさんのファンの方ってどんな人が多い印象ですか?

一宮:もうとにかく皆優しい! 今日はあの場面が良かった、ここが良かったっていつも褒めてくれます。

遠峯:ファンの方のおかげで自己肯定感爆上がりです!笑

──その中でも特に印象に残ってるエピソードはありますか?

天辺:デビュー直後に名古屋に行く機会があったんですけど、まだその時(Twitterで告知をしてても)誰も行くよって伝えてくれる人がいなくて、正直お客さんゼロを覚悟して出たんですよ。でも実際ステージに立ったら、LYSMのTシャツを着てるファンの方が視界に入って。あの時はもう、その場で泣きそうになりましたね。

──それは本当にグッと来ますね…! ちなみに、ファンの方と最終的に観たい景色や、現時点での今後の目標ってありますか?

遠峯:地元で凱旋ライブはしたいですね! あとはやっぱり、武道館は結成した直後からずっと目標として掲げてます。

一宮: これは私が結成直後からずっと思ってることで、もちろんあかりんの言う通り武道館に行くっていう目標そのものも大事なんですけど、何よりこの5人でLYSMとして武道館の舞台に立つことが一番の目標ですね。アイドルってメンバーチェンジとかもよくあると思うんですけど、やっぱりこの5人が揃ってLYSMだって言えると思っていて。この5人だからこそ、武道館に立ちたいと思えるんです。

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LYSMがそれぞれ胸に秘めた「5人で観たい頂点の景色」への旅は始まったばかり。ファンの心を掴み、アイドル道を歩み始めたこれからのLYSMに期待が高まる。後編ではグループとしての側面だけでなく各メンバーの素顔に迫るべく、彼女たちの「これから」について語ってもらった。

PROFILE

LYSM

2021年7月7日に始動した5人組のガールズユニット。LYSMの由来は「Love you so much」。既に4作のデジタルシングルをリリースしており、11月5日には下北沢シャングリラにて、共演にONE BY ONEと美味しい曖昧を迎えたツアーファイナルを成功させた。

LYSM「ネオンで花束を」

LIVE

1st ONEMAN TOUR「LYSMを刻んで」
2022年1月16日(土) 大阪BEYOND
2022年1月23日(日) 名古屋ell.SIZE
2022年2月06日(日) 下北沢シャングリラ

SNS

すなくじら