ASTRA、コロナ禍を乗り越え〈分岐点〉となった自主企画「Turning Point」完遂

ASTRA、コロナ禍を乗り越え〈分岐点〉となった自主企画「Turning Point」完遂

北関東を中心に活動しているメロディアス・ロックバンド〈ASTRA〉が、10月17日、緊急事態宣言以降初のライブとなる自主企画イベント「Turning Point」を渋谷MilkyWayで行った。

本イベントは昨今の情勢を鑑みて収容人数を70人限定とし、その他換気などの感染対策も充分に行った上で開催。
同イベントの参加者には、ライブ配信サービス「Pococha」で活躍中のSSW・かのけんと、同じくPocochaライバーのまさみんが出演。異色のメンバーということで、この日限りのトークタイムもタイムテーブルに組み込みながら、和気あいあいとイベントを楽しんでいた。

 

「Turning Point」のトリを担ったASTRAは、SEが流れるなり多くの歓声を浴びながらステージに登場。客席からは半年以上のライブを待ち侘びていたと思しき多くのファンの黄色い声援があちらこちらから飛び交い、この日最高温度の熱量で彼らを迎えた。
SEが止まり、hiro(Vo.)が客席全体を見渡すとすぐに『Black,Dark,Deep』の重厚なサウンドのイントロが始まる。本ライブよりサポートメンバーとなった、福佳(Dr.)のビートが刻まれ、観客は一斉に彼らの世界観へ吸い込まれていった。

次ぐ『LIAR』のイントロでhiroが「ようこそいらっしゃいました!」とファンを熱烈歓迎すると、それに応えるようにして客席からは倍以上の熱量で”オイオイコール”が始まり、翔(Ba.)のエモーショナルなベースサウンドを基盤に絡み合うメロディがASTRA特有のダークネスなバンドカラーを増幅させていく。

『LIAR』の間奏ではメンバーとファンの両者が持つ高揚感の上昇を表すようにしてシンセサイザーが唸りを上げ、そのままラストの大サビにかけてメンバーの演奏と観客はヒートアップ。コロナ禍によって隔てられた両者間の壁など、とうに外れてしまったかのようにも感じさせた。

『LIAR』の演奏を終え、hiroが小刻みに息を切らすのを撫でつけながら、ゆっくりとこの日のイベントに訪れたファンへの感謝を丁寧に述べる。また今日の公演に関して、1年目の〈ASTERISM〉、2年目の〈Departure〉と、タイトルを変えながら3回目を迎えた今回の自主企画〈Turning Point〉への思いを口にした。

「本当はコロナの影響もあって、今年も無事にイベントを開催できるか分からず不安だったんですよ…。でも今日こうして皆さんに集まってもらったので、ASTRAは皆さんとバチバチにやりあって、盛り上げていきたいと思います。よろしくお願いします!」

そう言って演奏されたのは、ASTRAの名刺的楽曲とも言える『迷わない想い』。

HIBIKIとSHINJIROがギターで織り成す美しい音色が場内をさらに沸かせ、サビでは観客全員が一体となって天へと拳を突き上げる。

迷わない想い 出逢ったその瞬間 神様の悪戯に触れた
迷わない想い 身体から溢れる恋心 今でも隠し切れない
君と未来を見たい

と、まさに今コロナ自粛を経てASTRAとファンが再び”出逢った”ことへの賛美のようなフレーズに思わず胸が熱くなるのを感じた。

続く『RAMPAGE』の演奏後、今後はSHINJIROが観客の煽りを受け「今から喋るから!(笑)」とはにかみながら口を開く。

「コロナで思うようにライブができなかった時期、人間関係を自分なりにすごく考えたんですよ。やっぱり会えない時期が続くと関係が薄まって、忘れられてしまうのかなと思ったりとか…。でもこうして今日、観に来てくれているお客さんやメンバーを見ると、改めてかけがえのない大切な存在なんだろうなとしみじみ感じています。本当にありがとう」

さらに、今回の〈Turning Point〉という企画名に関しても、

Turning Point=分岐点、というのは人生においてすごく大事な部分。僕も前身バンドの解散を経験したけれど、こういう出会いや別れはこれからも続いていくもので…。だけどその中で大切な曲にも出会うことができました」と触れ、終わりゆく寂しさと止まらずに歩み続けることの大切さを歌った『Wanna See』、『STRANGERS』を披露。自粛以降初のライブに興奮冷めやらぬ中、ASTRAはこの日のステージを後にした。

 

 

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この日全ての公演を終えた後、ASTRAは久々の再会となるファンとしばしの間交流を楽しみ、ファンから受け取る感想の一つひとつを噛み締めながら過ごしていたようだ。
縁も竹縄といったところでmusit取材班がASTRAメンバーを直撃すると、全員嬉々とした表情で「今日はありがとうございました!」と丁寧に我々へ挨拶してくれた。

中でもHIBIKIはライブ前にも増して気持ちが昂っていた様子で、今日の感想を尋ねると「久々のライブで本当に緊張したけど、期間が空いていた分全力で演奏できて良かったです!」と満面の笑みを浮かべてみせ、hiroは「序盤で話しすぎて途中声が枯れてしまいましたけど(笑)、今日はとにかく楽しく演奏することが目標だったので…達成できて良かったですね」と安堵の表情を浮かべていた。

また、この日HIBIKIが肩に掛けていたASTRAオリジナルのギターストラップは、musitと深く関わりのあるセバゴーデザイン独自のプロジェクト〈strap a gogo〉により製作されたもの。近い将来でグッズとして販売も予定しているので、ASTRAリスナーは是非チェックしてほしい。

 

コロナ禍を経て、更に強まったバンドとしての結束力を見せたASTRA。
本イベントタイトル通りここが〈分岐点〉となるように、また一歩一歩着実に進み続ける彼らから今後も目が離せない。

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(執筆:翳目)

musit編集部