<p>小説／エッセイを収録した文芸ZINE『Lil (W)AVE』（よみ：リル・ウェイヴ）が創刊。2023年8月4日（金）に発売となる。</p>
<div id="toc_container" class="no_bullets"><p class="toc_title">INDEX</p><ul class="toc_list"><li><a href="#i">概要</a></li><li><a href="#i-2">収録内容</a></li><li><a href="#i-3">仕様・価格など</a></li></ul></div>
<h2><span id="i">概要</span></h2>
<p>『Lil (W)AVE』はmusit発行のZINEシリーズ『(W)AVE』（よみ：ウェイヴ）のスピンオフで、小説やエッセイなどの文芸分野に特化した文庫本サイズのZINEとなる。</p>
<p>創刊号となる第一集は、計7名の書き手による小説／エッセイを収録。物語の舞台として「ファミレス」をテーマに書き下ろした4篇と、「<a href="https://musit.net/feature/musit-literature-club" target="_blank" rel="noopener">musit文芸部</a>」の作品を一部編集した3篇の、全7作品をお楽しみいただきたい。</p>
<div id="attachment_26841" style="width: 1250px" class="wp-caption alignnone"><img aria-describedby="caption-attachment-26841" loading="lazy" class="wp-image-26841 size-full" src="https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/d51ffb58-b4b4c2672cabfd6864802bf2efa693c7.png" alt="" width="1240" height="1749" srcset="https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/d51ffb58-b4b4c2672cabfd6864802bf2efa693c7.png 1240w, https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/d51ffb58-b4b4c2672cabfd6864802bf2efa693c7-213x300.png 213w, https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/d51ffb58-b4b4c2672cabfd6864802bf2efa693c7-726x1024.png 726w, https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/d51ffb58-b4b4c2672cabfd6864802bf2efa693c7-768x1083.png 768w, https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/d51ffb58-b4b4c2672cabfd6864802bf2efa693c7-1089x1536.png 1089w" sizes="(max-width: 1240px) 100vw, 1240px" /><p id="caption-attachment-26841" class="wp-caption-text">Lil (W)AVE 第一集　表紙</p></div>
<div id="attachment_26842" style="width: 2561px" class="wp-caption alignnone"><img aria-describedby="caption-attachment-26842" loading="lazy" class="wp-image-26842 size-full" src="https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/0939702a-6bc750a4fb08db508f5fe1ce34a5dd29.png" alt="" width="2551" height="1747" srcset="https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/0939702a-6bc750a4fb08db508f5fe1ce34a5dd29.png 2551w, https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/0939702a-6bc750a4fb08db508f5fe1ce34a5dd29-300x205.png 300w, https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/0939702a-6bc750a4fb08db508f5fe1ce34a5dd29-1024x701.png 1024w, https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/0939702a-6bc750a4fb08db508f5fe1ce34a5dd29-768x526.png 768w, https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/0939702a-6bc750a4fb08db508f5fe1ce34a5dd29-1536x1052.png 1536w, https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/0939702a-6bc750a4fb08db508f5fe1ce34a5dd29-2048x1403.png 2048w" sizes="(max-width: 2551px) 100vw, 2551px" /><p id="caption-attachment-26842" class="wp-caption-text">Lil (W)AVE 第一集　表紙見開き</p></div>
<h3>本誌裏表紙より引用</h3>
<blockquote><p><em>君は『(W)AVE』（ウェイヴ）というZINEを知ってる？　まあ、知らない人の方が多いと思う。実はこれまでに二冊発行してそれなりに売れたんだけれど、そこに掲載していた音楽にまつわる小説やエッセイだけで一冊の本にしても面白いのでは、ということで出来上がったのが、この『Lil (W)AVE』（リル・ウェイヴ）ってわけ。── さあ、わかったらトぼうぜ。“文学的にハイ”になって！！</em></p></blockquote>
<h2><span id="i-2">収録内容</span></h2>
<div id="attachment_26843" style="width: 2490px" class="wp-caption alignnone"><img aria-describedby="caption-attachment-26843" loading="lazy" class="wp-image-26843 size-full" src="https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/a5cc1705-f3e50b20f7e54bc372f71fd039861df8.png" alt="" width="2480" height="1748" srcset="https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/a5cc1705-f3e50b20f7e54bc372f71fd039861df8.png 2480w, https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/a5cc1705-f3e50b20f7e54bc372f71fd039861df8-300x211.png 300w, https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/a5cc1705-f3e50b20f7e54bc372f71fd039861df8-1024x722.png 1024w, https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/a5cc1705-f3e50b20f7e54bc372f71fd039861df8-768x541.png 768w, https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/a5cc1705-f3e50b20f7e54bc372f71fd039861df8-1536x1083.png 1536w, https://storage.googleapis.com/musit-2022-storage/2023/07/a5cc1705-f3e50b20f7e54bc372f71fd039861df8-2048x1444.png 2048w" sizes="(max-width: 2480px) 100vw, 2480px" /><p id="caption-attachment-26843" class="wp-caption-text">Lil (W)AVE 第一集　目次</p></div>
<h3></h3>
<h3>▼特集テーマ：ファミレス</h3>
<p>「ファミレス」をテーマに書き下ろした全4篇の小説／エッセイ。</p>
<p> </p>
<h3>◎梁川ユウリ</h3>
<p>鈴木レイヤ／小説</p>
<blockquote><p><em>働きに向かう人々がせわしなく朝の踏切を渡って行くなかで、急ぎ足で誰も彼もがユウリと擦れ違っていた。次から次へと彼らは──ユウリは自転車を降りて遠くなっていく人々をじっと見つめた。世界は心象の色で塗られてはおらず、不要な詳細に溢れている。</em></p></blockquote>
<p>水面の上昇でかつての鉄道は廃線となり、様変わりした街。あるべき場所から逸脱した“常連客”が集まるレストランでアルバイトとして働くユウリと、彼女を取り巻く人々のある一日を、絶妙なタッチで描く。</p>
<p> </p>
<h3>◎バトルオブびっくりドンキー</h3>
<p>吉田棒一／小説</p>
<blockquote><p><em>「そんなのピストルズ一択じゃね？」</em><br />
<em>「でもピストルズって実は曲クソポップじゃね？」</em><br />
<em>「クソわかる。やっぱクラッシュ以外なくね？」</em><br />
<em>「クラッシュの後期とか普通にレゲエじゃね？　パンクじゃなくね？」</em><br />
<em>「結果、ダムドってことにならね？」</em></p></blockquote>
<p>びっくりドンキー下北沢店で「真のパンクバンドとは何か」について激しい議論を繰り広げるエリザベス、ミク、ダム子、ジョイの4人。散乱するフライドポテト、塩キャラメルプリンパフェの生クリームに塗れたサングラス、スパイキーヘアに刺さったポテサラパケットバーグ──そこへ来店したナゴヤ先輩。彼は意外すぎる答えを放った。</p>
<p> </p>
<h3>◎汚れつちまつた悲しみに……ELLEGARDENの「Missing」を聴きながら僕は大人になりました</h3>
<p>竹下力／エッセイ</p>
<blockquote><p><em>「ねえ、ここのピザって安くて美味くね？　そういえば、エルレの『Missing』って曲を聴いた？　あれ最高だよねー。アルバムのジャケットでピザを食べているおっさんがバカっぽいよね？」</em></p></blockquote>
<p>彼は高田馬場駅近くのサイゼリヤで、ある女性とマルゲリータピザを食べながら、硫酸みたいな味がするオレンジジュースを飲んでいた。手取りは14万円、しかし2万円以上をたった一晩で彼女に使う。2007年、28歳の春。男の悲哀。</p>
<p> </p>
<h3>◎増水警報</h3>
<p>大滝のぐれ／小説</p>
<blockquote><p><em>「あ。イルカだ」</em><br />
<em>「イルカみてえ、浜ピー」</em><br />
<em>え。同じ単語がそれぞれの口から聞こえ、先ほど声をあげた隣の女子と私はたがいに顔を見合わせた。同じクラスなのは知っていたが、話したことは一度もなかった。入っている部活や委員会、使っているシーブリーズの色も知らない。</em></p></blockquote>
<p>溺れた男子生徒を助けるため、プールに飛び込んだ体育教師の浜ピー。カツラが取れたその姿は、まるでイルカのようだった──中学校のプールサイドで出会ったゆかりとななえ。高校生になった2人は期末試験の勉強会と称し、ひたすら駄弁っていた。あくびをひとつし、うなりながら目を開くと……。</p>
<p> </p>
<h3>▼musit文芸部 アーカイヴス</h3>
<p>「musit文芸部」の作品を一部編集して掲載。</p>
<p> </p>
<h3>◎友だちの歌と、私</h3>
<p>安藤エヌ／エッセイ</p>
<blockquote><p><em>ときどき好きな音楽を聴いていると見つける、「とてもいい感じの関係」……とりわけ私の場合、友情における諸々に、どうしても憧れを抱いてしまう。彼らときたら、本当にGoodな関係なのだ。ヘルシーで、健やかで、心地がいい。</em></p></blockquote>
<p>シスターフッドやブロマンスという言葉をよく耳にする時代。そうした関係に憧れる筆者が、これまで聴いてきた音楽から理想的な「友だち」について考えるエッセイ。</p>
<p> </p>
<h3>◎生活はできそう？　それはまだ、だとしても</h3>
<p>對馬拓／エッセイ</p>
<blockquote><p><em>20年前の私は小学生だった。当時どんなことを考え、どんな風に過ごしていたのか、自分のことですらまるで覚えていない。ただ、少なくとも圧倒的に無邪気だったあの頃から随分歳を取ってしまったという、ありきたりで、とてもつまらない感傷が胸を掠めていく。</em></p></blockquote>
<p>2021年、syrup16g『COPY』の20周年を機に綴ったエッセイ。音楽に救われた瞬間──五十嵐隆の歌は就職活動で内定がもらえない「負け犬」の自分を慰め、仕事や人間関係が全く上手くいかない時も彼の言葉は優しかった。</p>
<p> </p>
<h3>◎透過</h3>
<p>Fg／小説</p>
<blockquote><p><em>枯れ尾花には魂があるが、自分にはない。どうして書きたいことが見つからないのに、表現する側にいたいと醜くしがみついているのだろうか。その心根が、七十年間表現をしてきた人にはお見通しだったのだ。だから、恨みはない。けれど、言葉は意味を植え付ける。呪いのように過去を改変し、未来をも変質させる。</em></p></blockquote>
<p>People In The Boxをモチーフとした短編小説。面接へ向かう主人公を取り巻く不穏な出来事、鮮やかな景色、内省、そして違和感。これは現実、あるいはそれとも？</p>
<h2><span id="i-3">仕様・価格など</span></h2>
<h3>サイズ／ページ数</h3>
<p>A6（文庫サイズ）<br />
144ページ（＋表紙）</p>
<h3>価格</h3>
<p>¥1,000（税込）</p>
<h3>発売日</h3>
<p>2023年8月4日（金）</p>
<h3>取扱先</h3>
<p><a href="https://yomukikunomu.stores.jp/items/6549fb867e6f350001d9fb2e" target="_blank" rel="noopener" class="broken_link">ヨムキクノム</a>（東京・千駄ヶ谷／原宿）<br />
ブックユニオン新宿（東京・新宿）<br />
古書ビビビ（東京・下北沢）<br />
バサラブックス（東京・吉祥寺）<br />
つまずく本屋 ホォル（埼玉・川越市／霞ケ関）<br />
本と音楽の店 つぐみ（静岡・伊東市）<br />
SO GOOD（静岡・静岡市）<br />
ペンギン文庫（山形）<br />
<a href="https://bookagora.base.shop/items/86068113" target="_blank" rel="noopener">BOOK AGORA</a>（岡山・岡山市）<br />
<a href="https://sleep-like-a-pillow.stores.jp/items/6687a1dd7a275c088356ea80" target="_blank" rel="noopener" class="broken_link">枕眠堂</a></p>
<h3>クレジット</h3>
<p>デザイン・DTP：對馬拓（musit）<br />
発行人：對馬拓（musit）<br />
発行所：musit<br />
企画・制作：株式会社ラスファクトリー</p>


小説／エッセイに特化した文庫サイズのZINE『Lil (W)AVE』創刊、書き下ろしを含む全7作品を収録

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musit編集部

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小説／エッセイに特化した文庫サイズのZINE『Lil (W)AVE』創刊、書き下ろしを含む全7作品を収録

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