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【機材レビュー】Bacchus G-STUDIO ASH

    Bytkt

    突然ですが、DAITAがSIAM SHADE時代に使っていたトムアンダーソンがすげーかっこいいと思っていたんですね。で、その影響もあって、メイプル指板のギターがいつか欲しいなという気持ちがあったわけです(フェンジャパのテレキャスは持ってるけど、あっち系ではなく)。

    今回、ヤマハのパシフィカ611が気になっていたけど、メイプル指板じゃなくて。逆に言うとメイプル指板だったら即買いでした。で色々とフジゲンとかも含め調べているうちにこのギターを見つけたわけです。

    バッカスにはハンドメイドシリーズ、クラフトシリーズ、グローバルシリーズ、ユニバースシリーズの4つのランクがあって、今回のものはグローバルシリーズ、フィリピン工場で製作されているものです。ちなみに、ユニバースシリーズは中国工場みたいですね。

    日本からクラフトマンを派遣して指導しているみたいで、品質は良いとのことで(この辺は後述します)。スペックは以下の通り。

    Body Top:ASH
    Neck:MAPLE
    Fingerboard:MAPLE
    Nut:ACRYL
    Bridge:SYNCHRO TREMOLO
    Machineheads:RM1134
    Pickup:ORIGINAL P.U(SSH)
    Control:1Vol,1Tone,5Way PU Selector(Coil Tap SW)
    Scale:25.5 inch Width at Nut 42.0mm
    Fingerboard Radius:310R
    Finish:OIL FINISH
    String:D’Addario .010-.046
    Accessories:ギグバッグ、保証書、レンチ

    http://www.deviser.co.jp/BacchusGuitars/Guitars/g/g-studio-ash

    オイルフィニッシュってのがポイント高いです。たぶん3ピースなのですが、正面から見ても分かんないです。あと、ネックはサテンフィニッシュでサラサラ。割としっかりしたグリップ感で、個人的には好感が持てます。薄いネックが嫌いなわけじゃないですけどね。

    トラスロッドが調整しやすいのも良いです。ネックがどのくらい動くのかはこれからですが、すぐに調整できるのは◎。

    サウンド的にはメイプル+アッシュのパキッとした所が出ますね。コイルタップの音も悪くないです。ただ、気になる点がいくつか。

    できればマッチングヘッドじゃない方が良かったです。まぁ、そのうち慣れるでしょう。

    弦がサドルの中心に来ていないです。サドルの幅が微妙に広いのかな…?あと、ブリッジ前のピックガードがちょっと盛り上がってる…。新品5万円で買えたのでコスパ的には良さげですが、弾き心地はPRS SE(私の持っているのはスタンダードです)のが頭一つ抜けてますね。確かこっちは6万円くらいだったはず。

    サスティンが足りないので、サドルとかのハードウェア、あと気になったら電装系はイジろうかと思います(電装をイジるのは学生時代からの癖です)。5万円と考えると、品質的には総じて及第点、イジるベースとしては面白い個体という感じです。昨日買ったばかりですし、弾きこんで育てていったらまた変わってくるかもしれませんね。

    ただ、高校生だった20年くらい前に比べると、この価格帯のギターはだいぶ選択肢が増えましたね。売れているかどうかは分かりませんが、これからギターを始める人にとってはとても良い環境になったと思います。

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    tkt

    バイクとフットサルをこよなく愛するベーシスト。最近は会社のバンドで上司がベーシストを担当するため、無理やりギターに転向させられている。

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