【編集部便り】忙しい日々にこそ、「料理」の安らぎを
musit編集部と所属ライターが不定期で更新するコラム・雑談・近況報告。ライターのプライベートや編集部の裏側が見えたり、見えなかったり…。
忙しない日々にこそ、「料理」の安らぎを
◯文=安藤エヌ
今週の「編集部便り」を担当する、安藤エヌです。
突然ですが、自炊に凝っています。1人暮らしの方は凝る・凝らないに関係なく日々こなさなければならないミッションだと思うのですが、私もいつか来るであろう(今は持病もあるため実家暮らし中)1人での生活のために今から料理をすることに慣れておこうと思うのと、単純に栄養のある食事をしたいという気持ちから、できる限り自炊をするようにしています。
レパートリーはいたって簡単なもので、まだまだ複雑なものは作れないのですが、それでも一汁三菜をしっかり作れた時の満足感はひとしお。何より、料理をしている時間は余計なことを考えなくて済むのでとても心が穏やかになります。
好きなラジオや音楽を聴きながら野菜を切ったり、味噌汁に味噌を溶いたり、炒め物をしている時間は至福です。おいしそうな匂いとともに頭の中がやんわりと解れていくのを感じ、五感で副交感神経が刺激され、ストレスが軽くなっていくのを感じます。
特に私は、味噌汁を作っているときに幸せを感じます。やっぱり日本人だからでしょうか。赤味噌にするか、それとも白味噌にするか。具はどうするかなど考えるのも楽しいですし、作り方も複雑じゃないところが好きです。そして寒い時期じゃなく、今のような季節でもクーラーで冷えた身体には味噌汁の温かさがちょうどいい。
忙しい現代人には、温かい味噌汁を一口啜って、ほうっと息をつけるような瞬間が必要なのではないでしょうか。なるべく一息入れられるよう、これからも料理作りに励んでいきたいです。
編集部・翳目より
「金曜日の編集部」が「編集部便り」にマイナーチェンジ。そして今後は隔週 or 不定期での公開となりますので何卒ご理解を…。その分、通常の記事やイベント、ZINE等より一層力を入れて発信してまいります。なお今月は大きな告知を数本控えているのでお楽しみに。
先週末は人生初のフジロックへ。2日目の大雨予報も外れて日中は快晴、夜は苗場の涼しい風が吹く中で一日中音楽を浴び続ける贅沢な洗礼を受けていました。詳しい感想はまた近日中にライブレポを出す予定なのでそこでチェックしていただければと。とにかく、あの日の苗場は生きてて良かったとすら思える最高のユートピア。来年も行こう。

私翳目は明日より暫しの夏季休暇に入ります。部屋の模様替えと大掃除もしたいし、『ジョジョの奇妙な冒険』も第6部まで早く追い付きたいし、ライターさんから教えてもらった映画も観たいし積読も消費したいしライブもクラブも行きたいし…とか欲張ってると結果数mm程度しか達成できない現象、本当にどうにかならないんですか?
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musit編集部




