【編集部便り】建築とお酒を『一級建築士矩子の設計思考』で読む

【編集部便り】建築とお酒を『一級建築士矩子の設計思考』で読む

musit編集部と所属ライターが不定期で更新するコラム・雑談・近況報告。ライターのプライベートや編集部の裏側が見えたり、見えなかったり…。

建築とお酒を『一級建築士矩子の設計思考』で読む

◯文=仲川ドイツ

「金曜日の編集部」改め「編集部便り」のコラム。「いい加減《狼信仰》について書けよ!」という声も聴こえてきたりしますが、今回はとある漫画について。

私は普段は酒販店に勤務しているのですが、常連のお客様から『一級建築士矩子の設計思考』(著:鬼ノ仁)という漫画を戴きました。なんと作中に登場する日本酒の監修をお客様がしてらっしゃるとのこと(あとがきにも登場しています)。

“【上京女子の、東京亀戸設計ライフ!!】古川矩子(こがわかなこ)は20歳で青森から上京。 建築とお酒が大好きな彼女は7年間、設計事務所に勤めた後に独立。東京亀戸に“立呑み”併設の個人事務所を設立した。お金は無いけど、理想とお酒はある!心(じょっぱり)に、火をつけろ!知られざる『一級建築士』の実務が描かれる、唯一無二のプロフェッショナル物語!!『一級建築士』『1級建築施工管理技士』資格を実際に有する著者、魂の会心作!!!”
──株式会社日本文芸社HPより引用

ストーリーの中には建築や都市計画に関わる法律が出てくるから少々難しいんだけど、それ以上に「ほー! なるほど!!」と、どんどん読み進めてしまうほど引き込まれる魅力がある。普段何気なく住んでいる自宅の梁や床、通勤中の街も色んな決まり事があって成り立っているのね。

日本酒やクラフトビール、居酒屋が実名で登場するのも良い。第1話で通ぶるわけでもなくサラッと「月不見の池(つきみずのいけ)」の燗をセレクトする主人公の矩子、カッコよすぎでしょ。第5話「江東区クラフトビール放浪記:計画道路」も飲み歩く途中に登場する、多分作者さんが大好きなのであろう江東区の風景、特に構造物の直線が綺麗に描かれていて読んでいてワクワク。あと絵なのに伝わってくるビールの透明感ね! 単行本片手に同じルートで飲み歩きしたくなりますな。

というわけで、建築という普段馴染みのない世界でしたが、ひょんなことから面白さを知ってしまいました。是非皆様も読んでみてください。Kさん、ありがとうございました!

次回こそは多分狼信仰!

編集部・翳目より

東京は灼熱地獄の夏が嘘のようにがらりと季節が秋の入口に。時間の流れの早さを噛みしめつつ、個人的にはmusitライターであり親友のKaede氏と年末久々に会えそうなので楽しみでもあります。下北の酒、全部飲もうな。

そんなKaede氏が現地サウスロンドンからオンラインで担当してくれたBC,NRのインタビュー記事、ご覧になっていただけたでしょうか。本インタビューの裏ではSuperorganismの取材も並行して実施し、そちらもフジロックのステージが彼らに与えた特別なパッションを垣間見ることができるのでぜひ…!

閑話休題。昨日『musitTV』のスピンオフ動画『酒られない話』をYouTubeにて公開しました。

私も撮影に関わっていたりいなかったり。また、近々本家である『musitTV Vol.3』の動画もアップ予定。今回も編集部セレクトで素晴らしいアーティストの方々を招きました。是非ご期待ください。

* * *

musit編集部