【スクリーンで君が観たい Vol.4】ハイパーエリートの英国紳士!世界を魅了する永遠の貴公子、エディ・レッドメイン

【スクリーンで君が観たい Vol.4】ハイパーエリートの英国紳士!世界を魅了する永遠の貴公子、エディ・レッドメイン

映画と音楽をこよなく愛するライター・安藤エヌがこれまで鑑賞した作品の中でも特に自身の胸を射止めた「推し」を語る不定期連載。第4回目は、英ウィリアム王子と同じく名門・イートン校に通い、俳優になるべくして歩んだキャリアから数々の名誉ある賞を獲得したイギリス生まれの貴公子、エディ・レッドメインを紹介する。

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英国紳士が好きだ。燕尾服が似合う、スマートで礼儀正しく、気品漂う男性。彼らが醸し出すダンディズムと柔らかで甘美な雰囲気に、見つめる度うっとりしてしまう。

『英国王のスピーチ』(2011)で主演を務めたコリン・ファースや、今年公開予定の『ピーター・パン&ウェンディ(原題)』にフック船長役で出演が決まっているジュード・ロウなど、英国紳士として人気な俳優は数いれど、私が最も愛している紳士はエディ・レッドメインだ。

彼との出会いは、トランス女性が世界初の性適合手術を受けた実話を映画化した『リリーのすべて』(2015)だった。エディの圧倒的な演技力を目の当たりにして、たちまちスクリーンの中に惹き込まれた。

以降、すっかり彼の虜になった私はその前年に公開されたイギリス映画『博士と彼女のセオリー』(2014)を観て、またも雷に打たれたような感動を味わった。エディは本作で第87回アカデミー賞主演男優賞を受賞したのだが、その時のスピーチは何度見ても心打たれる。オスカー像を握りしめて「Wow!」と子供のようにはしゃぎ、それから映画に携わった人たちや自身の妻に感謝の意を述べる姿に、大勢から称賛の拍手が贈られていた。

常に周囲に気を配り低姿勢を崩さず、どんなに名誉ある勲章を贈られても──エディは母国イギリスから2016年に大英帝国勲章を授与されている──、言葉にできないほど謙虚な気持ちになった、と話すほどの人物であるエディに、私は外見や俳優としてのキャリアだけでなく、内面までぞっこんになってしまったのだった。

エディの出身校は、かの有名な名門男子校であるイートン校。そこでは英ウィリアム王子と同級生であり、同じラグビーチームに所属していた。父は銀行の頭取、兄は実業家というエリート一家で育ち、学生時代には優秀な成績を残し……など、まるで本当に映画のような生い立ちと人生を歩んでいる。そうした環境とプロフェッショナルな学びの中で得た彼の演技や人柄が素晴らしいのはもちろんのこと、私はエディの茶目っ気あふれる性格が大好きなのである。

『ファンタスティック・ビースト』シリーズで魔法動物学者のニュートを演じているエディだが、英国のバラエティ番組を見ると、司会者に対し劇中で動物の気を引くために踊るダンスを披露していることがよくある。独特な動きに困惑する司会者をよそに意気揚々とダンスをしてみせるエディは、普段の物腰柔らかで謙虚なエディとはまた違った様子で見ていて楽しい。そして私はそんな彼こそを「推したい」と思うのだ。

どんなにロイヤリティでセレブな扱いをされても、いつも家族やファンのことを気にかけ、楽しませてくれるエディ。バラエティやインタビューではお茶目な一面を見せておきながら、ひとたび映画の中に入るとあっという間に役そのものになってしまうエディ。

ああ、大好きだ。私は彼のことを本当に、心の底から尊敬し愛している。映画を観ることの喜びを実感させてくれる素晴らしい英国紳士に今一度割れんばかりの拍手を贈り、これからも熱心なファンであり続けたいと思う。

安藤エヌ