【飲むエフェクター!】Y.Market Brewingのエフェクターシリーズを飲んでみた。

【飲むエフェクター!】Y.Market Brewingのエフェクターシリーズを飲んでみた。

名古屋のクラフトビールブルワリー Y.Market Brewingから「effector Series」の新作2種が発売されました。

  • Over Drive Pale Ale
  • Over Drive IPA

色々なクラフトビールのパッケージを見慣れた私ですが、これには思わず目を疑いました。

コレ、まんまBOSSのコンパクトエフェクターじゃん。

Y.Market Brewing「effector Series」とは?

ブルワリーサイトによる「effector Series」の説明はこのようになっております。

effector Series:エフェクターは、主にギターやベースの音に様々な効果を与える機器で、エフェクターシリーズは、そのエフェクト(効果)1つにフォーカスしてビールで表現するというテーマで醸造したもの。〈中略〉 本シリーズは、音楽のアプローチからもビールの楽しさをもっと伝えたいと思い、音楽やエフェクターにかかわりの深いビール飲み2名に協力してもらいスタートしたシリーズ。

様々な品種のホップフレーバーやモルトの配合等によって、色々なエフェクターの効果をイメージしたテイストのビールを造る、といったコンセプトのようです。

それにより、これまで「Tremolo IPA」「Deley IPA」「Distortion IPA(とそのDouble Version)」などのビールが製造されてきました。

しかし今までのeffector Seriesは、ネーミングだけでパッケージデザインは特にエフェクターらしくなかったですが、この度発売された第5段”Over Drive IPA””Over Drive Pale Ale”からはパッケージヴィジュアルを一新。一気にエフェクター感が増しました。

バンドマンや音楽好きなら、俄然気になるところ。

せっかくなので飲んでレビューしたいと思います。
(IPAやペールエールなどビアスタイル、用語は↓の過去記事を参考にしてください)

Over Drive IPA

まず初めに”Over Drive(オーバードライブ)”とはどんなエフェクター?という方へ。

電子楽器から過大な出力電圧が加えられるかアンプ回路内部で過大増幅に陥った際に、回路性能の限界で飽和し出力音が歪(ひず)んでしまう状態

めちゃくちゃザックリ言うと、このエフェクターを使って音を歪ませる事によって、荒々しさや力強さを演出できる。
今回パッケージデザインのオマージュ元となったブランドBOSSであれば、より荒々しいサウンドを出せる”Distortion(ディストーション)”と並んで非常に人気の高い歪み系のエフェクターです。

それを踏まえて飲んでみます。以下、印象。

  • ややオレンジ掛かった濃いイエローカラー。
  • 香りはトロピカルフルーツ主体にシトラスも混じる。
  • ホップ由来の八朔のような柑橘を想わせるジューシーさに、若草の様な青々しい苦み。
  • まろやかなモルトの甘みとコク、中程度のボディー感。
  • ビリビリとした苦みを残しつつ、すっきりクリーンなアフターテイスト。

イントロからガツッと始まるロックンロールさながらに「まず1杯!」で飲みたい、パンチの効いたホップフレーバーが味わえるIPA。
しかも重すぎず上品さもあるので飲み疲れしない絶妙のバランス感に仕上げられてます。
先に発売された同じく歪み系の”Distortion IPA”は「敢えて雑味を持たせた」とブルワリーサイトで説明されていますが、IPAらしいしっかりした苦みは出しながらも、クリーンな後味(透明感)がオーバードライブの解釈なんだと思います。

Over Drive Pale Ale

  • 明るいイエローカラー。
  • 柑橘系ポップ主体にトロピカルなアロマ。
  • モルト感はクリスピーで軽め、優しい甘みあり。
  • IPAと同様にアフターテイストは比較的スッキリ、ビリビリとした苦みが舌に残る。

エフェクターで例えるなら、カッティングで使うようなライトな歪みのセッティング。ジャキジャキとしたサウンド。
やはり後味の透明感とビリビリくる苦みがY.Marketの考えるオーバードライブ感と言う事なのでしょう。

こちらは肉や揚げ物、塩気の強い料理を食べながら飲むのに最適な、バッキングギターのように料理を引き立てるビールに仕上がっています。

もし酒屋で見かけたなら、是非IPAとペールエールの両方を買って飲み比べてして欲しいところ。

ギタリスト・ベーシストの皆さんへ

これを読んだ貴方が健全なバンドマンならば、ライブ中にお酒飲みすぎてメンバーからステージ上禁酒令出された事なんて一度や二度ではないはず。

飲みたい。でもメンバーの目が怖い。

そんな時でもこのビールがあれば大丈夫!!

試しにエフェクターボードに置いてみました。

あら不思議!
全く違和感なくステージドリンクとして持ち込めます。

もし見つかってバンド内の信頼関係がギクシャクしても私は保証しませんけどね。

仲川ドイツ