【金曜日の編集部】2022年3月4日

【金曜日の編集部】2022年3月4日

musit編集部による今週の振り返り。フライデー・ナイトに繰り広げる内省以上/酔いどれ未満。

PLAYBACK

編集部・對馬より

ただでさえ感染症と上手く付き合うことを強制されている状況なのに、大国の冷徹な大統領が暴挙に出てしまった訳で、ニュースを観るたびにやり場のない怒りと悲しみが湧いてくる次第ですが、昨夜、ただならぬレベルでお世話になっているmusitライターの仲川ドイツ師匠としっぽり盃を酌み交わし、少し救われるような気持ちもあった對馬でございます。

この前、急に暖かい日がありましたよね。うっわ、春爛々じゃん、暖房いらないじゃん、と心が躍ったものです。というのも、引っ越してから家の中がとても寒くなってしまったんですよね。

理由は明白で、
・2重だったベランダのサッシが新居では1枚になって隙間風がエグい
・新居は玄関と居間を隔てる扉がなく冷気がゴイスー
この2点に尽きます。

東京の住居は構造的に寒すぎる。構造的寒気。電気代の明細を見て目ん玉が飛び出ました。飛び出すぎてその反動で逆にめり込みましたからね。まあ、今シーズンの冬が例外的に寒かった、という側面もありそうですが、雪国育ちの僕でもさすがに参ってしまいました。停電したら完全に凍えます。

……いや、誰が僕の新居事情に興味あるんですか?

WEEKLY COLUMN

Do It Yourself

◯文=Kensei Ogata

はじめまして、今週の「金曜日の編集部」のコラムを担当させていただくことになりました。Kensei Ogataと申します。

2月からmusitにライターとして参加させていただいておりまして、現在2本目の記事も準備中です(長くなって對馬さんに迷惑をかけている最中)。

この場を借りて簡単に自己紹介を。ライターとしてのお仕事は初めてで、今はフリーの音楽エンジニアがメインの仕事、レコーディングからミックス/マスタリングまで一貫して担当することが多いです。こうしてエンジニアの仕事をするようになったのも、10年ほど前になりますがtalkというバンドで曲を作りギターを弾いて歌い、自分でレコーディングしミックス/マスタリングしてCDをリリースしたり、自分のソロ名義でのアルバムも自分で全部の楽器を演奏してエンジニアもやる、といったDIY精神がいつの間にか仕事になっていたような感じです。機材を作ったりするのもただただ自分で作りたいという性分なのかなと思います(歳を重ねてようやく誰かに頼んだ方が良いという分別もついてきました)。

そういった性分もありDIY精神を感じられるものに惹かれるようで、最近はカセットテープにハマっています。

音楽媒体のフィジカルとしては、やはり物心ついた頃からCDが身近で思い入れもありますし好きな媒体ではありますが、iTunesの登場とレンタルの量が膨大になるにつれて、「音楽を聴くための円盤」から「データの入れ物兼バックアップ」へと感触が変わっていきました。現在のサブスクリプション・サービスの隆盛が拍車をかけ、あえてCDを選ぶ理由も希薄です。

しかし、正直サブスクリプションで攫っただけの音楽は実感の乏しいインスタントな消費活動でしかないなと年々感じていて、そういったものの反動だったり、レコードと違い小規模でも自分たちで生産、そして手軽に入手することができるカセットテープはインディー・ミュージックとの相性もバッチリです。

つまりは、好きな音楽性のバンドの新譜がカセットで買えることが多くなってきました。入手性の環境由来か、アメリカでは特にカセットテープのリリースはインディー・シーンでは一般的だったと思います(CDよりも低コストで小ロット生産ができるという話)。国内だとプレス業者やカセット工場がかなり廃業していて、カセット自体が海外から取り寄せることになり割高ですが、リリースの母数が増えたりグループバイ的に数バンドで取り寄せられたらもっと手軽にリリースできるメディアとなるのでは!と(どうしても作る側の視点になっていますが)考えています。というかむしろそうしたいですし、とても音楽に対しても愛着の湧くキュートでポップなメディアなので、ゆるっと啓蒙していきます。好きなカセット・レーベルやショップも色々あるのでいつか記事にしたいです。

とりとめのない感じになってしまいましたが、musitでの執筆も今後ともよろしくお願いします。皆さまも良い週末を!

musit編集部