【金曜日の編集部】2022年3月11日

【金曜日の編集部】2022年3月11日

musit編集部による今週の振り返り。フライデー・ナイトに繰り広げる内省以上/酔いどれ未満。

PLAYBACK

編集部・翳目より

今週はソフトヴィジュアル系座談会(前編)にEllen Ripley hypersleepのフロントマン・nkさんのインタビュー、そして私が担当したPELICAN FANCLUBの新譜レビュー、と比較的大きなコンテンツが立て続けに公開となりました。PELICAN FANCLUBに関しては明らかに職権乱y…自分なりに真摯に楽曲と向き合い、言葉を紡いだつもりです。

Instagramを8割方ライブ記録として使用しているため、最初の緊急事態宣言が出された頃は投稿するものがなく&前職から整理解雇を言い渡されるか否か(当時は求人広告系の制作会社に勤めていたのですが、受注案件のシートが真っ白になってしまい休業中でした)の瀬戸際で暇を持て余しており、無駄に大して映えもしない料理の写真などを載せていた記憶があります。今作にも収録されている「Amulet Song」はまさにコロナで世間(と私)が混乱の渦に陥るほんの寸前にリリースされ、‘‘いつまでもここで生きていたい’’なんてとても胸を張って言える状況ではなかったのですが…収束には未だ至らなくても、職が変わって以前よりも深く音楽と向き合うようになり、少しずつライブハウスへ足を運ぶ頻度も戻ってきていて、全く同じ春を迎えている訳ではない、と今は確かに環境と時間の流れを感じているところです。明日は昼の新幹線で大阪にお邪魔します。いつまでも綺麗に生きていたい。

WEEKLY COLUMN

春を迎えて

◯文=すなくじら

今週の「金曜日の編集部」コラムを担当させていただきます、すなくじらです。

寒暖差のある日々の中でぼちぼちと暖房のいらなそうな気温の一日が訪れるたびに、いよいよ春の気配を感じる今日この頃です。

今週はどうやら世間的に卒業式ラッシュだったようで、インスタやTwitterのタイムラインに流れる「卒業しました!」の一言に、ああもうそんな時期かと思いつつ、もはや大人となった自分残りの人生には卒業式というイベントがないことを思い知らされました。笑 私もまだまだ青春がしたい…!

最近の週末は、このご時世であまり大きな声で言えないところではありますが、もっぱらアイドル現場に足を運んでいる次第です。大きな会場での公演は延期が継いでいても、やはり小さな箱ほどそうも行かない(もちろん演者も含めて)というのは、現実的にはあると思います。

以前の金曜日のコラムでも触れた通り、推しアイドルの解散が今月末に控えているというのが最近ライブハウス通いに拍車がかかっている大きな理由なのですが、色々な対バンを観る中で最近の地下アイドルシーンに共通して思うのはとにかくファン層が若い……!

もちろん、全体的に見れば私自身も若輩者に分類されるとは思うのですが、それこそまだまだ制服で迎えるいくつもの「卒業式」を控えている層がぐっと増えた印象があります。

サブスク文化が広まったことも含めて、若いうちから本当に好きなものに出会える機会が沢山あるって素敵なことですよね。これは音楽に限ったことではないかもしれませんが、自分が生まれるずっと前の作品にも、スマホ一台あればいとも簡単に触れることができる訳ですし。

おうち時間が増えること=自分の趣味を深くまで探索する時間が増えると思えば、実はそんなに悪くないのもとも思います。居酒屋だけは早く通常営業に戻して欲しいところですが。笑

そういえば自分の卒業式についてもこのコラムを書いている最中になんとなく思い出して、当時の卒業アルバムを手に取ったところ、多くの人からの寄せ書きで溢れた最期のページ、ではなく、深く仲の良かった1人の友人がそのページ全てを使って長文でのメッセージを書いてくれていました。

寄せ書きの本来の意味は全く成していませんでしたが、交友関係の築き方も、好きなものの根底も、きっと何度春を迎えてもそう簡単には変わらないんだなとなんだか少し安心しました。

それでは良い週末を!

musit編集部