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【金曜日の編集部】2022年7月22日/大谷翔平選手の登場曲を勝手に妄想する野球狂の日常

By竹下力

musit編集部による1週間の振り返りと、所属ライターが週代わりでお送りするウィークリー・コラム。

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編集部・對馬より

6月末に「上半期ベスト」なるものを個人的に発表したのですが、今になって聴き逃していた作品が当然のようにザクザク出てきたり、選んだ当初とは順位が明らかに変わってきたりと、早くも再選出したい気持ちでいっぱいです。7周くらい回って「おれは何が楽しくて音楽作品に順位なんか付けてるんだ」という気持ちにもなってきます。まあ、この時期の風物詩ですね。

もし仮に再選出するならKelly Lee Owensの3rdアルバム『LP.8』は確実に入ります。「Throbbing GristleとEnyaの中間の音楽」という触れ込みを見た瞬間、そいつは一体どういうことだと、これはもう聴かなきゃいかんだろうと、ある種の使命感が芽生え、気づいたらアナログ盤が家に──。インナースペース経由で遠くへ行ける作品です。ちなみに、彼女がロンドンのインディー・ロック・バンド、The History of Apple Pieのメンバーだったということを今更ながら知りました。マジか。

WEEKLY COLUMN

大谷翔平選手の登場曲を勝手に妄想する野球狂の日常

◯文=竹下力

今週の「金曜日の編集部」コラムの担当は竹下力です。いやー、今年も大活躍ですよ。えっ、誰がって?

それはメジャーリーガーの大谷翔平選手です。打って、投げてカッコいいですね。私の年齢からしたら、寡黙な野武士のような野茂英雄さんに憧れたものですが、時代は巡るんですね。

ところで、バッターが打席に入るまでに流れる曲をアメリカでは「Walk-Up Song」と言いますが、大谷選手の場合、最近では、TVアニメ『体操ザムライ』のエンディングテーマにもなったはてなの「夢?」(ゆめじゃない)と、Slushii × Marshmelloの「Twinbow」が流れたそうです。どういう経緯で曲が決まるのか分かりませんが、おそらく大谷選手のチョイスでしょうか(ご本人は漫画・アニメ好きで有名ですし)。

ということで、音楽好きの私が上記の次に選曲されるナンバーを勝手に決めてみました!

戸川純さんの「諦念プシガンガ」です。大谷選手の雰囲気に似合わなそうで、かえって面白そうです。ですが、ファンの方にツッコまれる感満載です。じゃあ、井上陽水さんの「氷の時代」かな? 特に理由はありません。今、例に挙げた2曲をオートリピートしながら原稿を書いているからです。

野球好きの私にとって、選手の入場曲に好き勝手に想いを巡らせて野球を楽しむことも一興でございます。野球好き同士、どんな登場曲が大谷選手に一番似合っているのか考えましょう。良い案があればmusit編集部までご一報を。

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竹下力のプロフィール画像
竹下力

1978年6月27日生まれ、静岡県浜松市出身。出版社勤務を経て演劇・音楽系フリーライターに。90年代半ばに『MTV japan』に出会い音楽に目覚める。オアシス、ブラー、レディオヘッド、サウンドガーデンやスマッシング・パンプキンズとブリット・ポップやオルタナティヴ・ロックに洗礼を受け、インダストリアル・ロックにハマり、NINE INCH NAILSの虜になる。BOREDOMSのEYEと七尾旅人がマイヒーロー。

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